DACグループの新たな挑戦
東京都台東区を拠点に、63年の歴史を持つDACグループが、新たにグループパーパスを策定した。これは、広告業を中心とした事業展開の中で、未来を見据えた重要な一歩と言える。特筆すべきは、このパーパスの策定が、経営層の指導ではなく、若手・中堅社員を中心に組織された「みらい会議」の主導によるものであることだ。全社員を巻き込んだボトムアップ型のプロジェクトとして、新しいビジョンが生まれ出た。
DACグループのパーパスとは
新たに獲得したパーパスは、スローガンとして「Do! different.」を掲げ、「情熱」と「挑戦」をもって、あらゆる関わり合う世界を豊かにするという目標を明示している。この理念には、物質的な豊かさに加えて、「楽しさ」や「感動」を生み出す心の豊かさを求める姿勢が込められている。この考えは、DACグループが持つ「DACイズム」に基づいており、地域の創生や社会貢献活動など、幅広い領域への挑戦を含んでいる。
100年企業に向けた策定背景
DACグループは、創造力と「利他の精神」を基に、時代が変化する中でも柔軟に対応し続ける必要があった。組織が拡大し、分社化が進むことで世代や部門を超えた連携を深めることが課題となっていた。そこで、これからのDACを支える若手や中堅社員の意見を取り入れ、全社員の共感を得るためのパーパスを定義する必要があった。
ボトムアップ型のプロセス
このプロジェクトは、33名のメンバーから成るチームが中心となり進行。彼らは6つのテーマに分かれ、半年間の調査と議論を行った。さらに、全社員へのアンケート調査を実施し、現場の社員が感じる「やりがい」や「DACらしさ」を集めた。特に、291名もの社員がプロジェクトに参加し、対話を通じて意見を出し合うことで、社員同士の連携が深まった。このプロセスにおいて、86.9%のメンバーが自己成長を実感し、87%が自分の志について考えるきっかけを得たと回答するなど、単なる言葉にならない実績を創出した。
未来に向けた展望
DACグループは、新たに策定されたパーパスを「北極星」とし、その精神に則って企業文化の深化を図る。全社員が自ら進歩し、地域や社会に「楽しさ」と「感動」を提供することで、持続可能な100年企業を目指すことを誓う。このような活動を通じて、DACグループは広告代理店の枠にとらわれず、イノベーションの推進を続ける意思を示している。
DACグループの基礎情報
DACグループは、広告事業を中心に人材ソリューションや観光関連事業、さらには農業法人など多角的な事業を展開。地域貢献にも力を入れ、多様な活動を通じて新しい価値を創造し続けている。ウェブサイト (
DACグループ公式) では、最新情報や事業内容が詳細に紹介されている。