LONGiがペロブスカイト・タンデム太陽電池の新記録を達成
LONGi(ロンジ)は、2023年7月14日に開催されたイベントで、ペロブスカイト・タンデム太陽電池セルの新たな変換効率である35.5%を達成したことを発表しました。この数値は、欧州太陽光発電試験所(ESTI)による認証を受けたもので、世界最高記録となります。
ペロブスカイト/結晶シリコン・タンデム太陽電池は、従来の結晶シリコン太陽電池の上に新たにペロブスカイト層を追加することで、異なる波長の光を効果的に利用できることから、より高い効率を実現する可能性を秘めています。LONGiは、この技術を約3年間にわたり研究し続け、研究セルから商用サイズ、さらにはフレキシブルセルに至るまで、その革新性を追求しています。
LONGiの研究の歴史
LONGiの挑戦の歴史は、単なる研究の枠を超えています。彼らは5回以上にわたって研究セルの変換効率を更新してきた経緯があり、その結果を商用化に結び付けるための道筋も整えています。特に、M6サイズセルやフレキシブルセルといった実用的なサイズでの研究開発を進め、将来的な製品化を視野に入れています。
このようなLONGiの方針は、研究成果を実際の市場に生かすことを重要視していることを示しています。つまり、ただ最高効率を追求するのではなく、実践的な応用を見据えた技術革新を行っているのです。これは、より良いソリューションを社会へ提供するための重要なステップです。
未来に向けた取り組み
LONGiは今後もさらなる高効率化や信頼性の向上を目指し、技術革新を続ける方針です。特に脱炭素社会の実現に向けた取り組みが強調されており、実用化技術を着実に進めていくことで、持続可能な社会の実現に寄与したい意向があります。
また、LONGiは2000年に中国・西安で設立されて以来、太陽光発電の普及とともに成長してきた企業です。単結晶シリコンウェハや太陽電池セルの開発・製造を通じて、2020年から2022年までの期間において、国内外で太陽電池モジュールの出荷量で首位を獲得しました。
結論
LONGiの最新の成果は、ペロブスカイト・タンデム太陽電池が持つ新たな可能性を示しています。これによって、未来のエネルギー産業における太陽光発電の役割がますます重要になるでしょう。LONGiは、これからも脱炭素化に向けた道のりを進む企業として、私たちの生活を変化させる存在になり得ます。