宮崎の老舗「林事務機」新たな歴史のスタート
宮崎県えびの市にある事務用品店「林事務機」が、47年の歴史を経て、事業承継の新たな第一歩を踏み出しました。
1988年に林保さんが個人事業主からスタートし、その後法人化されたこの店舗は、地域の行政機関や公共施設に向けてOA機器の販売やリースサービスを提供し、えびの市の文書作成のインフラを支え続けてきました。そんな林事務機の経営が、今後の持続的な発展を見据えて行われたのが、今回の第三者事業承継。
70歳を過ぎた林さんは、今後の体力面を考慮しつつ、地域への愛情を込めて「商売は人の役に立って初めて成り立つ」との思いを抱き、新たな経営者にバトンを渡すことを決意しました。この事業承継はオープンネーム事業承継プラットフォーム「relay(リレイ)」のサポートを受けながら進められ、地域との信頼関係を引き継ぐ形で実現したのです。
新経営者はミミスマスの上野さん
事業承継の結果、新代表に就任したのは合同会社ミミスマスの代表、上野諒さん。上野さんは宮崎市出身で、政府系金融機関での経験を経て2017年から地域おこし協力隊として椎葉村に移住。2020年に独立してミミスマスを設立しました。
森と川に囲まれた農山村地域を中心に、移住相談窓口や公共計画の策定を行ってきた経験を持つ上野さんは、林事務機を引き継ぐことになりました。これを機に、林事務機はミミスマスグループに参画し、無形サービスと有形商材の強みを活かした新しい支援の形を目指します。
引継ぎセレモニーの様子
5月21日、えびの市役所で行われた引継ぎセレモニーには、林さん夫妻や上野さん、従業員である吉永さん、relayのスタッフが集い、感慨深い場面となりました。副市長からの祝辞でセレモニーが始まり、林さんからは47年間の感謝の言葉が届けられました。上野さんは事業を継続する覚悟と思いを熱く語り、二人は新たなスタートに向けて固い握手を交わしました。
こうして「林事務機」は新たな時代を迎え、地域社会に根差した事業の継続が期待されています。今後は「relay」との連携を通じて、地域活性化の一助となることが目指されており、事業承継支援のモデルケースとして、他の自治体にも広がる可能性が秘められています。
宮崎県とrelayの新たな挑戦
「relay」は、共感を基にした事業承継の新しい形を提案するプラットフォームです。今後も地域の事業承継を支援し、持続可能な成長を目指して進化を続けるでしょう。地域の事情に合った支援を提供することで、事業承継のモデルケースとなり、他の地域でも参考にされることが期待されています。
事業承継やrelayとの連携について興味のある自治体は、ぜひ気軽にお問い合わせください。地域の未来を築くための第一歩として、多くの道が開かれることを願います。