アールイーと東京都が連携し廃食用油の回収を促進
2026年8月20日、アールイー株式会社は東京都と『マンション等での廃食用油回収促進事業の実施に関する協定』を締結しました。これにより、同社は東京都と協力して、マンションや店舗を拠点に廃食用油の回収を促す事業を推進します。この回収された廃食用油は持続可能な航空燃料(SAF)や他のバイオマス燃料として再資源化されることになります。この取り組みは、ゼロエミッション東京の実現や航空業界でのカーボンニュートラルの推進に貢献することを目的としています。
協定締結の背景
持続可能な社会を目指し、特に家庭から排出される廃食用油を原料としたバイオマス燃料の開発が注目されています。日本国内でも、多くの企業や自治体が廃食用油の回収と再資源化に注力しているものの、特に家庭からの廃食用油の回収率は依然として低い状態が続いています。この背景には、便利で効果的な回収の仕組みが整っていないことが影響しており、都市部で広く回収を進めるためには、マンション管理者への働きかけや法令に従った調整が必要です。
このような状況から、東京都とアールイーはそれぞれの強みを生かし、家庭からの廃食用油回収を促進するための新たな仕組みを構築することにしました。東京都は、情報提供や普及活動、法令サポートを行い、アールイーはこれまでに積み上げたノウハウを活用し、各回収拠点との調整を行う役割を担います。
協定の概要
この協定は2026年から2029年までの期間にわたり、東京都内のマンション等での廃食用油の収集を共同で実施します。協定に基づく各者の役割は、東京都が情報発信や商品普及をサポートする一方、アールイーは回収場所の管理業者および廃食用油引取業者との調整を行い、回収実績を東京都に報告します。
今後の展望
アールイーは、この協定を基に、首都圏内のマンションでの回収体制を強化していく予定です。初年度である2026年度中には、都内の100施設を目指して回収拠点を整備し、回収データを東京都に報告し続けることで、資源の循環型社会の実現を目指します。これは地域住民のゼロカーボン化と持続可能なリサイクルの推進に寄与することにもつながります。
アールイーの代表取締役、今井直樹氏は、「家庭系廃食用油の回収は全国的に遅れており、この協定を通じて都市部における便利な回収モデルを確立したい」と述べています。アールイーの知見とネットワークを駆使し、自治体や企業と協力して、資源循環社会を加速させていく意気込みが伺えます。
会社概要
アールイー株式会社は、2016年に設立され、東京都豊島区に本社を置いています。コンサルティングやデータ活用といった多角的な事業を展開し、資源循環モデルの推進に取り組んでいます。企業理念として、持続可能な社会実現への貢献を掲げています。