地域産業と宇宙ビジネスをつなぐ「Action Forum」
2026年7月6日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、一般社団法人SPACETIDEと共に第1回「地域産業×宇宙 Action Forum」を開催しました。このフォーラムは、宇宙を活用した地域活性化をテーマに、多様なステークホルダーが一堂に会し、各地域の実践事例や課題を共有する機会となりました。フォーラムの目的は地域における宇宙産業のエコシステム形成に向けた連携の在り方を模索することです。
オープニングセッションの概要
イベントはJAXAのオープニングトークでスタートしました。JAXAからは地域における宇宙ビジネスの現状や、地域と宇宙産業の関わりがどのように進化しているか、今後の連携の可能性についての説明がありました。特に、地域の自治体や商業企業、大学などが連携して、地域に根ざした宇宙産業エコシステムを作る重要性が強調されました。
SPACETIDEの取り組み
SPACETIDEからは、宇宙産業における人材育成や産業の連携を促進するための取り組みが発表されました。地域や立場を超えた連携の重要性が示され、参加者同士が課題や関心を共有し合うことが、次なるアクションにつながるとされました。
パネルセッションでの地域事例
岐阜県、山口県、福島県の登壇者がそれぞれ地域特有の宇宙産業振興の取り組みを報告しました。岐阜県からは、航空宇宙産業における産学官の連携が語られ、地域内で技術が足りない場合には県外からの協力も必要との意見が出ました。山口県では、衛星データの活用から事業への実証までのプロセスを発表。ただし、課題として他地域への展開、事業化の難しさが指摘されました。福島県では、宇宙スキル標準を活用した人材育成の実例が紹介され、地域企業との連携等が重要との意見が交わされました。
また、次世代宇宙システム技術研究組合の代表から、地域企業と宇宙のニーズがつながる基本的な役割についても説明があり、事業化を支える体制の必要性が強調されました。
ワークショップと交流会の様子
フォーラムの最後には、参加者が地域別のグループに分かれてワークショップを実施しました。さまざまな立場の参加者が対話を通じてお互いの活動や地域の現状を理解し、課題解決のための連携の可能性についての意見交換が行われました。ワークショップ後の交流会では、さらなる議論を深める参加者の姿があり、多くの新たな接点が生まれていました。その結果、今後取り組みたいアクションやテーマの発見があったとするアンケート結果も寄せられました。
今後の展望
本フォーラムは参加者から高い評価を受け、継続開催に向けた期待が寄せられています。JAXA新事業促進部は引き続き、地域における宇宙産業エコシステムの形成を目指し、各地域の課題や強みを共有する場を提供していくことを明言しています。新たな連携やビジネスチャンスが生まれることを期待しつつ、参加者の皆様に今後の動向に注目していただきたいと思います。
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