スリーシェイクとCOELが新たなAPI連携を開始
株式会社スリーシェイクは、IT企業として、クラウド型データ連携ツール「Reckoner(レコナー)」と、愛知県名古屋市を本拠地とする株式会社COELが提供するERPフロントサービス「manage(マネージ)」とのAPI連携を開始したことを発表しました。この連携により、より効率的かつシームレスな業務運用を実現することを目指しています。
Reckonerとmanageの連携のメリット
Reckonerは、データの集約や加工、連携をノーコードで実現できるクラウドサービスです。一方、manageは、従業員の業務をデジタル化し、業務の効率化を図るためのワークフローアプリです。この二つが結びつくことで、企業は以下のような業務の改善を期待できます。
1. 稟議申請を通じた電子契約締結の効率化
manageでの契約稟議が承認されると、その情報はReckonerを通じて電子契約システムに自動連携されます。これにより、契約書の送付が手動でのデータ入力なしで行えるようになり、契約締結にかかる時間が大幅に短縮されます。また、入力ミスのリスクも低減し、契約業務の正確性が向上します。
2. 書類の自動保管
承認された稟議書や申請書はReckonerを通じてクラウドストレージサービス「Box」に自動で保存され、自動的に適切なフォルダが生成されます。これにより、文書管理の手間が大幅に削減され、必要な情報へのアクセスが容易になります。
企業のDX推進を加速する革新的なツール
このリリースは、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に寄与する重要な一歩です。Reckonerは100を超えるSaaSと連携しており、データの民主化と効率的な運用を可能にします。特に、現場でのデータ活用を促進することが期待されており、より素早く柔軟なビジネス対応が可能になるでしょう。
スリーシェイクの背景
スリーシェイクは、ITインフラ領域に特化したテクノロジーカンパニーとして、2015年に設立されました。特にSRE(Site Reliability Engineering)コンサルティングサービス「Sreake(スリーク)」に力を入れ、多くの企業に対して高度な技術支援を提供しています。また、2020年にデータ連携ツール「Reckoner」を発表し、ビジネス分析やマーケティングへのビッグデータ活用を支援しています。
結論
スリーシェイクとCOELの新たなAPI連携は、企業における業務効率化とデジタル化を進めるものとなります。これにより、より多くの企業がITを活用し、最適化された業務プロセスを実現することが期待されます。業界における更なる進展に注目が集まります。