Us Carbon Offset、透明性確保へ！取引履歴追跡可能な「アス・レジストリ」リリース

Us Carbon Offset、透明性を高める画期的なシステム「アス・レジストリ」リリース

Us Carbon Offset社は、農業プロジェクトから生まれるカーボンクレジットの取引履歴を完全に追跡可能なシステム「アス・レジストリ」をローンチしました。このシステムは、カーボンクレジット市場の透明性向上と信頼性確保を目的としています。

アス・レジストリとは？

アス・レジストリは、Us Carbon Offset社の運営する農業プロジェクトで生成されたカーボンクレジットの発行から取引、そして無効化までの情報を全て記録・公開するシステムです。これにより、市場参加者は取引履歴を容易に確認でき、情報に基づいた意思決定が可能になります。

アス・レジストリの役割と目的

アス・レジストリは、主に以下の3つの役割を担っています。

1. カーボンクレジットの正確な追跡: クレジットの発行、売買、無効化といった全ての取引情報を記録することで、炭素削減活動とその成果を正確に追跡します。
2. ダブルカウンティングの防止: 公開された情報によって、クレジットの重複取引やプロジェクトの重複登録といったダブルカウンティングを検知し、防止します。ダブルカウンティングとは、同じ炭素削減努力が複数回カウントされることで、市場の信頼性を損なう問題です。アス・レジストリは、プロジェクトの重複登録、クレジットの重複発行・取引、さらには国を跨いだ重複カウントまでも検出・防止します。
3. 市場参加者間の情報共有と協力: 透明性の高い情報共有によって、市場参加者間の協力体制を強化し、市場の健全な発展を促進します。

CEO西田裕紀氏からのコメント

Us Carbon Offset社のCEOである西田裕紀氏は、「日本国内では、民間主導のボランタリーカーボンクレジットの認知度が低く、普及に課題を感じています。アス・レジストリは、VCSやゴールドスタンダードといった国際的な基準に則り開発されており、その課題克服に貢献すると確信しています。透明性のある管理体制によって、信頼性の高い取引を実現し、日本のカーボン市場の活性化に繋げたいと考えています。」とコメントしています。

アス・レジストリの意義

アス・レジストリは、カーボンクレジット市場の透明性を高め、信頼性を向上させる画期的なシステムです。ダブルカウンティング問題への対策は、市場の健全な発展に不可欠であり、アス・レジストリはその重要な役割を担っています。この取り組みは、日本のカーボンクレジット市場の成長と活性化に大きく貢献すると期待されています。