新WEBマガジン『よあけのてがみ』が魅せる東北の物語
昨年の秋、東北を舞台にした魅力的なライティングを提供する無料WEBマガジン『よあけのてがみ』が誕生しました。このマガジンのテーマは「人生の試練と喜び」。人生の深みと豊かなバリエーションを引き出す内容が、すでに多くの読者を惹きつけています。
内容の充実度
『よあけのてがみ』では、6つの異なる連載エッセイが展開されています。例えば、原発事故を経てイギリスに避難した家族の視点から描かれる「オールライト家の人々」では、避難先での生活と文化の違いが生き生きと綴られています。また、岩手県陸前高田市の寺の住職による「りくのハナさん」は、日々変化する街の風景を繊細に描写しており、地域の歴史を感じることができます。
さらに、宮城県石巻市に移住したアラフィフ独身女性の物語「まきのふーちゃん」へも注目です。彼女は中古一軒家を購入し、新たな生活をスタートさせる姿勢が多くの共感を呼んでいます。他にも、心の病と向き合い、笑顔を取り戻した主婦の手記「壊れ主婦のよあけ」や、水産文化の復活に挑戦する女子たちのレポート「さかな女子部」など、どの連載も心に響きます。また、三重県津市の現役新聞記者による「現役新聞記者のねごと」も、仕事や日常の裏話をふんだんに盛り込んでいます。
読む習慣を身につける
各連載はほぼ毎週更新されており、通勤や通学の合間にサクッと読める内容となっています。このように日々の生活に取り入れることで、読者は自然に人生の奥行きと多様性を感じることができるでしょう。
運営の思い
このマガジンの運営は、東京の雑誌業界で20年以上のキャリアを誇るフリーライターの塩坂佳子氏が宮城県石巻市に設立した合同会社によって行われています。彼女自身が「まきのふーちゃん」の執筆も担当しており、アラフィフや地方移住、起業といった自身の経験を基にしたリアルな物語を提供。彼女の取り組みは、東北の発信力を高めることを目指しています。
オンラインショップの展望
今後は、地方に埋もれたユニークな物産を紹介するオンラインショップ「よあけマーケット」も開設予定です。地域の魅力を発信する新たな挑戦が期待されています。
『よあけのてがみ』は、東北の鮮やかな物語を通じて、皆さんの日常にも新しい視点をもたらしてくれることでしょう。ぜひ一度、ご覧になってはいかがでしょうか。ウェブサイトは
こちらです。