AI活用に向けた40周年の特別特集
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)が2026年に迎える創立40周年を祝うため、今回は同協会の会員である株式会社アイスマイリーの伊藤拳氏に独占インタビューを実施しました。主要なテーマは、企業がAIを導入する際の悩みや、伊藤氏がどのようにそれを支援しているかです。AI技術が急速に成長する中、企業における「人との関わり」がどう重要かを深掘りしていきます。
AI導入の悩みと伊藤氏の役割
今、AI導入を考える企業は多いため、伊藤氏は「自分の会社にはどのAIが合うのかわからない」、「そもそもAIを導入すべきか疑問に感じている」といった声を多く耳にします。それに応じて、伊藤氏はAI導入の相談や適切なマッチングを行うことに日々努めています。企業が導入に困難を抱える現状は、彼自身のキャリアにも影響を与えてきました。
AI市場の拡大とアイスマイリーの進化
グローバル化やDX(デジタル・トランスフォーメーション)の進展に伴い、AI技術への関心は急速に高まっています。株式会社アイスマイリーはAI技術のポータルサイト「AIsmiley」を運営し、さまざまな企業のDX推進を手助けしています。また、AI関連のイベントや展示会を開催し、業界の最新動向を広めています。特に、「AI博覧会」は東京や大阪で数回開催され、参加者は3万人にも達しました。
2026年1月に開催された「AI博覧会 Osaka 2026」では、8,106名が来場し、AIの実際の導入に向けた活発な議論が展開されました。このイベントは、関西エリアにおけるAI活用が実践へと進展していることを示しています。
本音を引き出すヒアリング力
伊藤氏が企業とのコミュニケーションで重視しているのは、「本音を引き出す」ことです。ユーザーのニーズを深く理解し、企業にとって最も適切な製品を提案することで、AI導入を円滑に進めています。伊藤氏はその方法を「良い意味でのお節介」とし、問い合わせに対して必ず連絡を取る姿勢を持っています。
飲食業で培った人との関わり
面白いことに、伊藤氏はAI業界に入る前、飲食業に従事していました。彼は26歳で新型コロナウイルスの影響を受けてデスクワークに挑戦し、AIメディアのライターとして入社しました。この経験は、伊藤氏が現在の業務においても大いに役立っています。AIと接する際でも、ユーザーとのコミュニケーションを大切にし、「人間味」を忘れない姿勢が求められています。
キャリアのターニングポイント
伊藤氏の人生には、多くのターニングポイントがありましたが、特に飲食業でのオーナーとの出会いが彼の仕事観に影響を与えました。オーナーは「本当の接客」の意味を教えてくれ、それによって伊藤氏は人に対する考え方が変わりました。この経験が、AIビジネスにおいても大切な要素であると語ります。「AIを用いること自体は技術として重要だが、最終的には人が人を大事にする組織でなければならない」と考えるようになったのです。
趣味を通じたスキルの向上
プライベートでは料理を楽しんでいる伊藤氏。彼は、料理でも「わからない部分をつきつめていく」楽しみを見出しています。この姿勢こそが、AIの最新知識を追求する際のアプローチにも繋がっていると感じています。
今後の展望
SAJとの関わりを深め、高まるAI活用に向けて持続的なサポートが実現できるよう努めている伊藤氏。今後は、より多くの企業との連携を通じて、AI導入の課題を解決し、実践的な提案を行っていく考えです。AIと人が共に発展する未来を見据えながら、アイスマイリーは次のステップを踏み出していきます。