青森での探究発表会:不登校生が自分を発見する場所
2026年1月24日、青森市で開催された「あおもりマイプロジェクトフェス」に不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の小中学生が登壇しました。このイベントは、青森市PTA連合会が中心となって企画され、青森市教育委員会やマイプロジェクト青森実行委員会と協力して実施。小中学生が自己探究の結果を発表することで、自己実現を促進することを目的としています。
当日は、参加学生たちが個々の興味や「好き」に基づいた探究内容を発表しました。自分の思いや学びを共有する姿は、同年代の発表者に新しい視点を提供し、地域に暮らす多様な大人たちからの温かい応援を受けていました。これにより、子どもたちは学校や家庭では得られなかった貴重な体験をし、自分自身を肯定する機会となったようです。
このイベントは、高校生向けの探究学習「マイプロジェクト」を基に展開され、青森市ならではの試みとして小中学生に焦点を当てています。集まった子どもたちは、「夢・志・未来」を拓く重要な瞬間を得ることができ、また大人と共に学ぶことで成長を実感する機会ともなったのです。
NIJINアカデミーの意味
「NIJINアカデミー」は、2023年9月に開校した不登校の小中学生のための学校で、全国から約600名が入学しています。教育の環境が変わりつつある中、多層的な心理的安全性、一流教師による対話的な授業、子ども主体のプロジェクトのカリキュラムが特徴です。この学校は、不登校の子どもたちが抱える劣等感や罪悪感を和らげ、全ての生徒が明るい未来を描けることを目的としています。
参加者の中には、NIJINアカデミー青森浪岡校に通う児童が二名含まれており、彼らはメタバースと現実の学びを融合させ、得意分野を探究してきました。その姿は会場にいる大人たちに深い印象を残したといいます。
発表者紹介
NIJINアカデミー生の一人、H君(小学生)は、「僕のお弁当」というテーマで発表しました。料理が大好きな彼は、勤務を終えた母へのお弁当作りから探究を開始。誕生日ケーキ作りや子ども食堂での活動など、家庭と地域での実体験を通じて得た知識と技術を自らの言葉で表現しました。このように、自分の実体験を発表することで、聴衆との心のつながりを強め、自身の成長を確認する良い機会につながったのです。
NIJINアカデミーのビジョン
株式会社NIJINは、「教育から国を照らす」を理念に掲げ、教育課題の解決を図る企業です。社会には、自分を表現できない子どもたちが多く存在するとされ、そうした現状に対処するため、元小学校教師の星野達郎が2022年に設立しました。現在、教育の在り方や教師の働き方、教育の質向上に向けた13の事業を展開しており、全国の教育現場に変革をもたらすことを目指しています。
このような取り組みが、今後の教育環境の改善や子どもたちの未来に希望をもたらすことを期待しています。