ニフコとZAICOの連携が生んだ業務効率化
物流や製造業界では、人手不足や慢性的な問題に直面し、業務効率化が急務とされています。特に在庫管理に関しては、視覚化やデジタル化が求められています。ここに一つの成功事例が生まれました。大手メーカーのニフコ(株式会社ニフコ Life Solutions Company)が株式会社ZAICOのクラウド在庫管理システム「zaico」を導入し、大幅な工数削減に成功したのです。
改善の必要性
ニフコLSCでは、自社の製造委託工場に関する在庫が可視化できていないという問題がありました。このため、製品が廃番になると、残る在庫の把握ができず、不要な廃棄が生まれるリスクが存在していました。さらに、出荷業務においては目視および手動入力による作業が行われており、誤出荷のトラブルも頻発していました。こうした課題に直面し、ニフコLSCは在庫管理のデジタル化を進めることに決めました。
zaicoの導入
選ばれたのは、シンプルかつ直感的に操作できるzaicoです。このシステムは、現場のニーズに応えられるよう設計されています。特に特徴的なのは、ニフコが自社開発したピッキングアプリ「NIFPICK」とzaicoをAPIで連携させた点です。これにより、大規模なシステム開発をせずに低コストで迅速に自社に最適化された在庫管理体制を整えることができました。
作業の効率化
出荷時のピッキング作業は、ハンディターミナルを使用し、ラベルのQRコードをスキャンするだけで完了します。この仕組みにより、在庫データがリアルタイムでzaicoに自動更新されるため、業務にかかる手間が大幅に削減されました。実際、出荷報告作業は月に60時間かかっていたものが、なんと3時間に短縮されました。トレーサビリティ調査の時間も4時間からわずか2分に。こうした成果は、ニフコLSCにとって大きな業務改善を意味します。
導入効果と今後の展開
導入後、ニフコLSCでは委託工場の在庫状況が可視化されたことで、廃棄ロスを未然に防ぐことができるようになりました。また、トラブル発生時の迅速な対応も可能となり、ペーパーワークからも解放されました。
今後は他の委託工場への展開を計画しており、さらなる業務の最適化を目指しています。ZAICOは、企業が独自システムに統合できる「在庫管理データベース」としても利用されるよう、連携を進めていくとのことです。
zaicoとは
zaicoは、リアルタイムで在庫状況を把握できるクラウド型在庫管理システムです。コードスキャンやアラート機能が搭載されており、欠品や過剰在庫の防止、棚卸の効率化に寄与しています。業界を超えて18万社以上に利用されており、高い継続率を誇ります。
まとめ
ZAICOとニフコのコラボレーションは、在庫管理のデジタル化の一環として、業務効率化とコスト削減を実現しました。この事例は多くの企業にとってのロールモデルとなるでしょう。今後の展開に期待が寄せられます。