日産が家庭向け電力サービス「日産でんき」を発表
日産自動車株式会社は、国内自動車業界で初めて家庭向けの自社ブランド電力サービス「日産でんき」を発表しました。2024年12月1日から神奈川県にて先行販売が開始されます。
環境への配慮を強調した新サービス
日産はカーボンニュートラル社会を目指す中で、電気自動車の普及に力を入れてきましたが、ついに一般家庭向け電力サービスを開始する運びとなりました。「日産でんき」は、実質再生可能エネルギー100%の電力を提供します。
コスト面でも家庭内で使用する電気によって発生するCO₂を実質ゼロに抑え、環境に優しいライフスタイルを提供します。このサービスに加入することで、家庭の電力使用がもたらす環境負荷を大幅に減少させられるのです。
2種類の料金プラン
日産でんきでは、一般家庭向けの「一般家庭向けプラン」と、店舗や大規模な電力消費が必要な「商店向けプラン」の2種類が用意されています。これにより、シングルやファミリー世帯から、商業施設まで様々なニーズに応えることができます。
特に注目すべきは、「全員割」プラン。東京電力管内で、従来の電気基本料金と比べてなんと13%の割引が適用され、年間約2,400円の節約が可能です。また、電気自動車オーナー向けには「EV割」が適用され、さらなる割引が実現します。
新規加入特典と手軽な申込み
新たに「日産でんき」に加入する顧客には特典として「Amazonデジタルギフト 5,000円」または「JCBギフトカード 4,000円」をプレゼント。また、日産のEV充電サービス「ZESP」を契約中の方に追加特典も用意されています。
申し込みは非常に簡単。顧客自身が電力会社に変更の連絡をする必要がなく、WEBから数分で手続きが完了します。手軽に切り替えが可能なため、日産でんきの導入が一層進むでしょう。
日産の環境への取り組み
家庭でのCO₂排出量の約7割が電気によるものであり、これを杉の木に換算すると、約130本分に相当します。日産でんきでは、再生可能エネルギー100%を実現することで環境保護に貢献することができます。
日産自動車は今後も、顧客とともにカーボンニュートラルを推進する姿勢を貫いていくとしています。新たな電力の選択肢として、日産でんきに期待が寄せられています。