ナガセとキリンHDが手を組む
株式会社ナガセは、キリンホールディングス株式会社との協業を発表しました。この連携は、特にデジタル分野における人材育成を強化することを目的としています。ナガセは「東進デジタルユニバーシティ」を通じて、キリンHDの高度なデジタル人材育成のニーズに応えるための教育コンテンツを開発・提供します。
DX推進の重要性
昨今のビジネス環境では、デジタルトランスフォーメーション(DX)が企業の成長に欠かせない要素となっています。キリンHDは「KIRIN Digital Vision 2035」というビジョンを掲げ、デジタルスキルの向上に向けた取り組みを強化中です。今後、2025年からは初級、中級、上級という3層に分けて、体系的な育成コンテンツが展開されます。
この取り組みでは、ナガセがその教育ノウハウを活かし、デジタル人材を育成するための実践的な研修を提供します。具体的には、
- - 上級:ビジネス課題に基づきデジタルで価値を創出できる人材。
- - 中級:各部門でデジタル化の推進を担う人材。
- - 初級:全従業員が必要な基本スキルを習得すること。
このように、ナガセとキリンHDが協力することで、より計画的かつ効果的な人材育成が行われます。
協力の詳細
ナガセとキリンHDは、今後以下のような共同の取り組みを進めていく予定です。
1.
戦略策定および育成プログラムの構築
- まず、育成プログラムの目標を明確にし、それを実現するための実践的な育成プログラムを開発します。ここでは、キリンHDのビジネスニーズとナガセの教育ノウハウを融合させます。
2.
プログラムの実証実験
- 開発したプログラムを実際にキリングループ内で導入し、その効果を検証します。実践的な教育を通じて、プログラムの実用性を確認していくことが不可欠です。
協業の意義
デジタル技術の進化に伴い、企業は変化に対応するために非常に迅速な対応が求められています。持続的な成長を維持するためには、DXを推進できる人材の育成が重要な鍵となります。ナガセの独自の教育手法とキリンHDの実務経験が組み合わさることで、両社は市場における競争優位性を高めるよう努力しています。
ナガセは今後も企業との連携を深めつつ、DX時代に即した人材育成に注力し、広く社会全体のDXを推進するために貢献していくことを目指しています。
会社概要
- - キリンホールディングス株式会社:1907年設立のグローバル企業で、発酵・バイオテクノロジーを基盤に「食」「医」「ヘルスサイエンス」の領域で価値創造を進めています。
- - 株式会社ナガセ:1976年に創立し、日本最大の教育ネットワークを展開。独立自尊の社会に貢献する人材育成に取り組んでいます。このように、両社の協力により、デジタル時代を見据えた新たな人材育成の道が切り開かれていくことが期待されます。