嘉納治五郎と現代スポーツ
2026-11-03 10:14:24

嘉納治五郎の教育思想を現代のスポーツに活かす取り組み

嘉納治五郎の教育思想を現代へ



嘉納治五郎は、日本の柔道の創始者であり、教育者としても偉大な功績を残しました。その彼の思想を現代のスポーツや教育にどう生かすのか、というテーマが、10月1日から3日まで筑波大学で開催された国際シンポジウム「嘉納治五郎と教育―その遺産と21世紀の課題―」で論じられました。このイベントには、環太平洋大学の嘉納治五郎記念スポーツイノベーションセンターから真田久センター長や堀川峻助教などが参加し、研究成果を発信しました。

このシンポジウムは、2026年に予定されているTsukuba Global Science Week(TGSW)の一環として実施され、国内外から多くの研究者が集まりました。参加者たちは、嘉納治五郎の教育思想、柔道、その他のスポーツ、そして現代社会におけるその意義について、多様な視点から発表し、活発な議論を交わしました。

嘉納治五郎の教育思想を現代へ



10月2日には、真田センター長が「Jigoro Kano and Education: A Biography」と題した講演を行い、嘉納治五郎の生涯と教育者としての歩みを振り返りました。この中で、彼の思想が単に柔道に限らず、教育や人間形成などにおいても深い含蓄を持つことを強調しました。また、環太平洋大学に設置されている嘉納治五郎記念スポーツイノベーションセンターの活動についても触れ、教授としての理念を基にした教育や研究の取り組みに関して紹介しました。

大学生637名の回答から「スポーツ道」を分析



シンポジウム初日に、研究員の堀川峻助教らが発表した「The Structure of Contemporary Sport Practitioners’ Understanding of ‘Sport-Dō’: A Quantitative Text Analysis of Free-Response Data from University Students」では、本センターが実施した嘉納治五郎に関する講義に参加した637名の大学生から得た自由記述をもとに、「スポーツ道」への理解を量的にテキスト分析しました。これにより、現代の大学生がどのようにスポーツに対して「道」を理解し、実践しているのか、その特徴を明らかにしました。

嘉納治五郎の思想を教育・スポーツの実践へ



シンポジウムでは、嘉納治五郎の教育思想や柔道を通した人格形成、さらには平和や国際化、現代における「道」の意義について、国内外の研究者が活発に議論を展開しました。嘉納治五郎記念スポーツイノベーションセンターでは、今後も彼の思想や「スポーツ道」に基づく研究を深化させ、国内外との研究交流を通じて成果を発信していく予定です。これによって、教育やスポーツの実践において彼の思想を生かす取り組みが、ますます重要となってくることでしょう。

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