2025年都民講座:科学の最前線を知る
2025年8月1日、東京都医学総合研究所が主催する「第3回都民講座」が開催されます。テーマは「光るタンパク質で科学を、社会を激変する!」です。この講座では、科学の最前線で進められている研究成果を地域住民に還元することを目的とし、特に未解明の疾患に関する最新の知見が共有されます。
科学の力で未来を照らす
講演には、大阪大学産業科学研究所の教授、永井健治先生が招かれます。永井先生は、生物の発光の仕組みを活用して、自己発光が可能な植物の開発に取り組んでいます。すでにタバコやポプラの自発光化を実現しており、将来的には電力を使用しない照明デバイスの開発を目指しています。この技術が実現すれば、街や家庭での新しいライティングの形が生まれることでしょう。
学びのポイントは、発光蛋白質や発光量を増やす技術、さらにその発光色を変える技術に関する詳細な解説です。今後、電力を最小限に抑えた住環境がどのように展開されるのか、その展望を語ります。
体内時計のメカニズムを探る
もう一つの講義では、東京都医学総合研究所の体内時計プロジェクトリーダー、吉種光氏が登壇します。彼は生物がどのようにしてリズムを刻むのかを解き明かし、我々の体内に備わった「概日時計」の役割について説明します。心拍や季節変化、日々のリズムにまで影響を与える体内時計の仕組みは、生物学的な時間の理解を深める貴重な機会です。
参加方法と申し込み
講座は対面式とオンラインのハイブリッド形式で行われます。対面式は100名、オンライン参加は500名の定員があります。事前申し込みが必要で、応募は先着順、無料で行えます。
参加を希望する方は、郵送またはメールで申し込むことができ、オンラインの場合は公式ウェブサイトから登録フォームを通じて行うことが可能です。対面式の申し込み締切は2025年7月25日、オンラインの申し込みは講座当日まで可能です。
この貴重な機会を逃さず、科学の最前線を一緒に学び、新しい発見を存分に楽しんでください!
まとめ
多くの健康問題に対する挑戦を持つ東京都医学総合研究所が、この講座を通じて地域住民に科学の啓蒙を行います。これにより、将来の社会で期待される新しい技術や健康への貢献を見据えた研究を支援することにもつながります。体内時計の仕組みや光るタンパク質の研究に興味がある方々は、ぜひ参加してみてください。