デジタル庁の挑戦
デジタル庁は、官民が連携しデジタル社会の基盤を整える使命を果たしています。2025年度の選考採用試験では、デジタル庁の様々な業務を担う課長補佐級の職員を募集します。この試験は、多様なキャリアコースによって、それぞれ異なる専門性を持った人材を求めています。
募集コースと仕事内容
デジタル庁は、以下の4つのキャリアコースを設けています。各コースで担当する主な業務内容は次の通りです。
1. 政策デザインコース
ここでは、ユーザーのニーズに基づいた政策やサービスの企画・実行に携わります。具体的な業務内容には、デジタル社会を実現するための政策の立案や、各種会議体の運営、意見調整などが含まれます。
2. 組織設計コース
このコースでは、効率的な業務運営を実現するための組織設計を行います。人事や会計を中心にバックオフィス業務を円滑に進めることが求められ、業務フローの見直しや改善に取り組みます。
3. テックコース
技術者としてモダンなテクノロジーに寄り添い、業務の品質向上を図ります。課題解決のためのプロダクトマネジメントやプロジェクト管理が主な業務です。
4. リーガルコース
法令の見直しや新制度の立案を担当します。デジタル庁が所管する様々な法令・制度に関わる業務を行い、法改正に向けた調整役も果たします。
求める人材像
デジタル庁では、強い公務への関心や論理的思考力を持つ方を求めています。特に、幅広いステークホルダーとの折衝や調整能力が重要視されます。各コースで異なる歓迎要件が設けられており、関連する実務経験が重視されます。
特に
- - 政策デザインコースでは、コンサルタント経験や公的機関での企画経験を持つ方が歓迎されます。
- - 組織設計コースには、行政機関でのバックオフィス業務経験が求められています。
- - テックコースでは、プロジェクトマネジメントの実績が評価されます。
- - リーガルコースでは、法令解釈や行政法務に精通した方が望まれます。
応募資格と選考方法
応募資格として、大学、高等専門学校を卒業した者、または同等以上の学力を有する者が求められます。職務経験にも基準があり、応募者は事前にその証明を行う必要があります。
採用試験は書類選考、小論文、適性検査、面接からなります。特に小論文では、過去の経験を基にしたテーマについて2000文字以内での提出が求められます。
勤務環境と給与
勤務時間は7時間45分で、基本的に土日祝日は休業です。休暇は年20日で、ボランティア活動等に使える特別休暇もあります。給与は採用者の経験に応じて決定され、手当も充実しています。
デジタル庁は、今後のデジタル社会形成に貢献する人材を積極的に募集しており、応募を通じてその重要な一員となるチャンスです。興味のある方はぜひ、応募してみてはいかがでしょうか。