市川團子登壇!伝統と革新が交差する猿翁アーカイブフォーラム開催
2024年9月21日(土)、京都芸術大学春秋座にて、「猿翁アーカイブにみる三代目市川猿之助の世界 第九回フォーラム〈受け継ぐ〉」が開催されます。今回のフォーラムでは、歌舞伎俳優の市川團子がゲストとして登壇し、歌舞伎界の巨匠、三代目市川猿之助(二代目猿翁)の世界を深く掘り下げます。
三代目市川猿之助は、伝統を受け継ぎながらも、常に時代の変化に対応し、革新的な演出を追求した歌舞伎界のレジェンドです。本フォーラムでは、彼の演劇活動の根底にあった「伝統の受け継ぎ方」について、祖父である二代目猿之助から受け継いだ教えや、独自の歌舞伎哲学、そして後世へのメッセージを紐解きます。
ゲストとして登場する市川團子は、三代目市川猿之助の孫にあたる若手歌舞伎俳優です。祖父から受け継いだ伝統と、自身の経験を踏まえた貴重な視点で、三代目市川猿之助の世界を語る予定です。
また、脚本家・演出家の石川耕士も登壇し、三代目市川猿之助との創作秘話や、猿之助歌舞伎の魅力を語ります。
本フォーラムでは、猿翁アーカイブに所蔵されている貴重な資料や映像を用い、三代目市川猿之助の演劇人生を多角的に考察します。伝統と革新が交差する彼の世界観を体感できる貴重な機会です。
受け継ぐとは?
フォーラムのテーマは「受け継ぐ」。これは、三代目市川猿之助が大切にしてきた伝統と革新の継承、そして後世へのメッセージを象徴する言葉です。彼が目指した「時代とともに生きる歌舞伎」とは何か、その思想を深く探ります。
猿翁アーカイブとは?
2016年に三代目市川猿之助から京都芸術大学に寄贈された、約2万点に及ぶ貴重な歌舞伎資料群です。これらの資料は、三代目市川猿之助の演劇活動の軌跡を物語るだけでなく、歌舞伎の歴史や文化を理解する上で重要な資料となります。
猿翁アーカイブプロジェクトでは、これらの資料をデジタル化し、後世に残すための取り組みを行っています。フォーラムはその一環として開催され、研究者や一般の方々に資料へのアクセスを促進し、歌舞伎文化の理解を深めることを目的としています。
会場となる京都芸術劇場春秋座
春秋座は、京都芸術大学内に位置する本格的な劇場です。主に歌舞伎の上演を想定して設計されており、伝統演劇から現代演劇まで、幅広い舞台芸術に対応できる施設です。
フォーラムへの参加
入場無料ですが、事前申込制となっています。詳細は京都芸術大学舞台芸術研究センターのウェブサイトでご確認ください。
三代目市川猿之助の世界に触れ、伝統と革新の融合を体感する貴重な機会をお見逃しなく!