革新をもたらす計量器:オーケープランニングの挑戦
熊本県の株式会社オーケープランニングは、葉物野菜の計量作業を約6倍効率化する次世代計量器「テーブルコンビpro」を開発しました。この計量器は、ホウレンソウなどの葉物野菜を揃えた状態で自動計量できる特許取得の「フレキシブル排出機構」を備えており、農業現場の負担を大幅に軽減することを目的としています。
新たな計量器の登場
「テーブルコンビpro」は、収穫時期に行われる手間のかかる夜間作業を省くことで、新規就農世帯に家族団らんの時間を提供することを目指しています。その特徴は、計量作業を簡素化することにあります。これにより、農業従事者は作業時間を短縮でき、生活の質向上へと繋がります。
特許技術の力
同社の計量器は、ホウレンソウやその他の葉物野菜を均一に整え、そのまま自動で計量する技術を搭載しています。この技術は、農業界においては画期的と言えるもので、従来の手動計量に比べて非常に効率的です。この機器の導入により、葉物野菜の計量作業は大幅に効率化され、業務のスリム化へと寄与します。
クラウドファンディングを通じた資金調達
さらに、オーケープランニングは2022年5月11日より株式投資型クラウドファンディングを開始しました。クラウドファンディングの募集期間は2022年5月17日から22日まで、目標となる募集額は2000万円です。この資金をもとに、事業の拡大を図り、更なる特別機器開発へとつなげる狙いです。また、拡販を促進するためにYouTubeや展示会の利用も計画しています。
コスト削減とメンテナンスの利便性
オーケープランニングが注目される理由の一つに、計量器の低価格化が挙げられます。これを実現できている要因は、全ての設計や開発を自社で行い、メンテナンスも安価な方法で実施できる点です。商品がコンパクトなため、その後のメンテナンスも路線便利用のセンドバック方式で行えるため、導入企業にとって負担が少ないのも魅力の一つです。
未来の展望
今後、オーケープランニングは、上場企業である部品メーカーとの連携を強化し、さらなる特殊機械の開発を目指していく方針です。また、海外市場への進出も視野に入れた活動を進めているとのこと。特に台湾を起点に海外ニーズに応えるための拠点構築も計画中です。
企業概要
- - 会社名:株式会社オーケープランニング
- - 所在地:熊本県熊本市南区田井島三丁目5番2-202号
- - 代表者:波多江 滿
- - 設立:2014年12月
- - 事業内容:自動計量包装システムの開発と拡販
- - 公式サイト:オーケープランニング
オーケープランニングの「テーブルコンビpro」は、農業の生産性を高めると同時に、農業従事者の生活の質向上にも寄与する注目の製品となっています。今後の展開に目が離せません。