環境に優しい新技術!CP-X工法の詳細
日本ヒューム株式会社と株式会社テノックスは、建設基礎工事における画期的な技術「CP-X工法」を共同で開発しました。この工法は、建設発生残土を大幅に削減し、建設業界が求めるサステナビリティに貢献するものです。2025年1月からの販売開始が予定されています。
CP-X工法とは?
CP-X工法は、既製コンクリート杭と先端拡大根固め中掘り工法を組み合わせた新しい建設工法です。これにより、高い支持力を持ちながらも、少ない残土で工事ができることが大きな特徴です。特に、環境への影響を最小限に抑えることができ、元請建設会社のニーズにも応えています。
残土削減の重要性
建設発生残土は、環境問題として大きな課題となっています。CP-X工法では、プレボーリング工法と比較して残土量を約60~75%も削減できます。これにより、サーキュラーエコノミーへの貢献だけでなく、残土処理に必要な重機の稼働や搬出時のCO2排出量も大幅に削減することが可能になります。
工期短縮のメリット
CP-X工法では、中掘り工法を利用することで、埋設作業を途中で中断し、翌日に再開することができます。この柔軟さにより、現場の状況に応じたスケジュール管理が可能となります。また、機械式接手の採用によって、1日の労働時間を最適に活用できるため、特に深い支持層においては工期の大幅な短縮が期待できます。
信頼性と品質
CP-X工法は、非常に高い鉛直支持力性能を持ち、杭本数の低減によるコストパフォーマンスの向上も実現可能です。また、中掘り施工によって、杭の水平性と杭心精度を確保することができます。
今後の展開
両社は、CP-X工法の特長を活かして、データセンターや物流施設、病院、集合住宅など、様々な建築物への適用を目指して販売を強化していく方針です。支援が必要な建設プロジェクトには、この新技術が大きな力となるでしょう。
開発企業の概要
日本ヒューム株式会社は、東京都港区に本社を置き、基礎工事の先駆けとして広く知られています。また、テノックスも同じく東京都港区に本社を有し、長年の経験と技術力を誇る企業です。
この両社の協力により、建設業界に新たな風を吹き込むCP-X工法が生まれました。今後の展開に注目です!
お問い合わせ先
日本ヒューム株式会社技術本部
TEL:03-3433-4114
メール:
[email protected]
株式会社テノックス営業本部開発営業部
TEL:03-3455-7790
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