業務効率化の新たな進展
日本情報クリエイト株式会社(以下、JIC)は、マネーツリー株式会社の金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」との連携を開始しました。この連携により、賃貸管理業務における手作業の負担が軽減され、業務の効率化が図られます。
賃貸管理の課題
賃貸業務では、家賃の入金状況を把握するために金融機関のファームバンキングから入出金明細を手動でダウンロードし、それを管理システムに入力・照合する必要があります。この作業は目視での確認を基本としているため、非常に手間がかかり、管理戸数が増えるとともに業務負荷も増大するという課題がありました。
連携の意義
「賃貸革命」の導入により、「Moneytree LINK」との連携が可能となったことで、金融機関の入金明細を自動で取得することができ、手入力による煩雑な賃料の入金消込作業を省略できるようになります。
これにより、「Moneytree LINK」から提供される「入金額」「振込名義」といった取引情報を活用し、家賃と入金の照合が一層効率化されます。結果として、賃貸管理会社は業務の負担を大幅に減少させることができるのです。
「賃貸革命」とは
「賃貸革命」は、賃貸業務から管理業務までを一元管理できる支援サービスです。入退去管理や家賃管理を統合することで、情報処理のミスやロスを大幅に軽減する効果があります。最新版の「賃貸革命11」は、約8年ぶりのバージョンアップであり、操作速度の改善や業務の自動化を実現する多様な機能を搭載しています。
データの引き継ぎ
「賃貸革命10」からのデータや帳票の引き継ぎにも対応しており、既存の顧客にとっても移行が非常にスムーズです。新たな機能は、業務の効率化だけでなく、利便性も追求した結果、ユーザーからの期待に応えるものとなっています。
Moneytree LINKについて
「Moneytree LINK」は、国内2,500を超える金融機関の口座やクレジットカード、電子マネーなどのデータを集約するAPIを提供し、透明で安全な環境を実現しています。このプラットフォームは、様々な金融業界で採用されており、信頼できるデータの提供を行っています。
両社の今後の展望
JICは、31年以上にわたり不動産業界向けのITソリューションを提供し続けており、業界の発展に寄与する技術支援を今後も続けていきます。
一方のマネーツリーは、個人資産管理サービスや中小企業向けの財務管理ツールなど多岐にわたるサービスを展開し、ユーザーのニーズに応えつつさらに成長していくことでしょう。両社の連携により、賃貸業界のデジタル化が進むとともに、業務効率が向上されることが期待されます。