株式会社プロアスが在宅医療支援事業に本格参入！コーポレートサイトもリニューアル

株式会社プロアスが在宅医療支援に注力

大阪市を拠点に医療・介護業界向けのシステム開発を行っている株式会社プロアスが、在宅医療支援事業に本格的に取り組むことを発表しました。1978年の設立以来、医療機関の強力なパートナーとして支えてきたプロアスが、なぜこの新たな分野に注力するのか、その背景に迫ります。

背景：日本の高齢化社会と医療環境の変化

近年、日本は急速な高齢化に直面しており、2025年には75歳以上の後期高齢者が2,179万人に達するという「2025年問題」が浮上しています。このような状況において、認知症患者による事故の増加や遠距離介護、さらには看取り難民といった問題も顕在化しています。

このような社会背景を理解し、プロアスは長年培った医療機関支援のノウハウを活かして「在宅医療支援」にシフトすることを決定しました。高齢化社会における医療システムの変革は、今後ますます重要なテーマになることが予想されます。

在宅医療支援の具体的な取り組み

在宅医療は、医師や看護師、ケアマネジャーなど多職種が連携し、患者に最善の医療サービスを提供する「チーム医療」です。プロアスでは、特に在宅医療の中核をなす「在宅療養支援診療所」の経営支援を行います。

この支援には、在宅療養支援診療所が持つ24時間365日受付体制を可能にするための業務システムの提供、業務アウトソーシング、コールセンターの設置などが含まれます。これにより、医師の事務作業の負担を軽減し、本来の医療行為に集中できる環境を整えることが目指されています。

また、2025年の高齢者数に対する在宅療養支援診療所の数は現状では圧倒的に不足しており、医師の確保が急務です。この問題に対処するため、プロアスは様々なサービスを提供し、診療所経営を手助けしていく方針を打ち出しました。

コーポレートサイトのリニューアル

2022年11月にはコーポレートサイトも全面リニューアルされ、在宅医療支援に関連する情報を発信する新たなプラットフォームが整いました。「医療介護のミライをITと人の力でもっと明るく」をテーマに、質の高い医療と介護を通じて高齢者を守り、新世代へ明るい未来を創る意志を表明しています。

新しいサイトでは、セミナー情報やブログ記事が増々展開され、幅広い情報が発信される予定です。これにより、さらに多くの医療従事者や一般の方々に有益な情報が届けられることが期待されます。