Acompanyが「スタートアップワールドカップ 2025」でファイナリストに
愛知県名古屋市に拠点を置く株式会社Acompany(アカンパニー)は、世界最大級のピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ 2025」において、東京予選代表として出場し、見事にファイナリスト10社に選ばれました。このコンテストは、米カリフォルニア州サンノゼに本社を置くペガサス・テック・ベンチャーズによって主催され、毎年多くのスタートアップが参加します。
2025年10月15日から17日に開催されたイベントでは、世界各国から集まった約100社が競い合いました。日本からは、九州予選を勝ち抜いたトイメディカル株式会社、東北予選のAZUL Energy株式会社、そしてAcompanyが選出されました。Acompanyは、日本代表としてただ一社、準決勝を突破し、その後の決勝でも存在感を示しました。
生成AIの安全性を実現する「AutoPrivacy AI」
Acompanyが準決勝および決勝戦で紹介したのは、生成AIのセキュリティに関する問題を解決するためのサービス「AutoPrivacy AI」です。このSaaS(Software as a Service)は、秘密計算技術を駆使し、機密情報を一切開示することなくAIを安全に活用できる環境を提供します。特に、生成AIの利用に際して多くの企業が抱えるデータ保護やAIセキュリティの課題を効果的に解消するソリューションとして、グローバルな舞台で高く評価されました。
スタートアップワールドカップとは
「スタートアップワールドカップ」は、およそ100か国で地域予選が行われ、優勝した企業は世界決勝に招待されるという形式で進行します。この大会では、毎年約3万社以上のスタートアップ企業がエントリーし、注目の賞金約1億5千万円を賭けて世界の舞台で競います。また、投資家とのネットワーク形成や、グlobalでの知名度向上といった魅力的な機会も提供されます。Acompanyの参加は、単なる評価に留まらず、将来的な成長の道を広げるものとなるでしょう。
Acompanyのビジョンと今後の展望
Acompanyは「Trust. Data. AI.」をミッションに掲げ、データの安全な利用と生成AIの活用を推進するスタートアップとして知られています。安全性の高い秘密計算技術を強みとしており、最近ではインテルとの共同研究やKDDIとの業務提携を発表しています。これらの取り組みは、同社が今後も進化を続け、業界のリーダーとしての地位を確立していくための重要なステップです。
このように、Acompanyは国際的な舞台でもその存在感を示し、今後の展開が非常に楽しみです。未来のデータ活用について、さらなる革新を期待せずにはいられません。