成田空港のアート
2025-04-27 10:21:12

成田空港第1ターミナルに登場した仮囲いアートプロジェクトの魅力

成田空港第1ターミナルに誕生した仮囲いアートプロジェクト



成田国際空港第1ターミナルでは、2025年春に新たなアートプロジェクトが始まります。このプロジェクトは、空港の出発と再会というテーマを中心に、旅の始まりを彩る美しい仮囲いアートを展示します。アーティスト鈴木真里奈をはじめとする4名のアーティストが手掛けたこの作品は、世界中の空に旅立つ桜の花びらを描き、出会いや再会の瞬間を表現しています。

アートの背後にあるコンセプト



今回のプロジェクトのテーマは「every ending, new beginning」。これは、「すべての終わりは新たな始まり」を意味しています。アーティストたちは、日本を起点に旅立つ桜の花びらが再び戻ってくる様子を描き、人と人との出会い、新たな旅立ちを繋げるアートを創り上げていきます。この大規模なアートは、空港という特別な場で、旅人たちの心を豊かにする作品を目指しています。

地域との共同制作



特筆すべきは、空港内の保育ルーム「たんぽぽ」との共同制作です。園児たちの活動を通じて、アートが地域との繋がりを生むことに成功しました。彼らは、自らの創造力を存分に活かし、作品を築き上げるという貴重な体験をしました。完成した仮囲いアートには、園児たちの思いが詰まっています。例えば、彼らが描いた「こんにちは、さようなら、いってらっしゃい、またきてね」という作品は、見る者に温かさをもたらします。

アーティストたちの紹介



  • - 鈴木 真里奈 (Marina Suzuki)
1988年生まれの鈴木真里奈は、多くの美術展で活躍し、独自のドローイングを用いたオリジナル商品を展開してきました。2023年には「G7広島サミット」のために特別なカードケースを手掛けました。

  • - 細谷 みづき (Mizuki Hosoya)
2000年生まれ。今年、多摩美術大学を卒業し、JR東日本や国立西洋美術館でのアート展示など幅広く活動しています。

  • - 庭山 瑞季 (Mizuki Niwayama)
1998年生まれで、看護師としての経験から、人との関わりの大切さを作品に落とし込んでいます。

  • - わだ のぞみ (Nozomi Wada)
ぬいぐるみ作家であるわだは、独自のぬいぐるみを通じて、地域の子どもたちと共に楽しいワークショップを企画しています。

制作のプロセス



仮囲いアートは、空港の広大なキャンバスを使い、合計40メートルの長さと3メートルの高さを誇ります。アーティストたちは深夜2日間にわたって、この巨大な絵を手描きで仕上げました。筆の跡や絵具の厚みが生む微細な凹凸は、印刷では決して再現できない迫力を作品に与えています。アートには、それぞれのアーティストの個性が色濃く反映され、立ち止まる価値のある美しさが宿っています。

展示概要



この仮囲いアートは2025年3月12日から約1年間、成田国際空港第1ターミナル中央ビル本館4階にて無料で公開されます。空港を訪れる人々にとって、アートは「観るもの」ではなく、「出会うもの」として楽しませてくれる存在になるでしょう。

「ものとアート」ショップの魅力



また、空港内には「ものとアート」というショップもあります。ここでは、本プロジェクトに参加したアーティストたちの作品や、リフレクトアートが手掛ける一点物のアート雑貨が販売されています。訪れるたびに新たな出会いを提供するこのショップは、アートと生活を融合させる楽しみの場となっています。

まとめ



成田国際空港で展開されるこのアートプロジェクトは、旅の不思議さと人とのつながりを再認識させてくれるものです。すべての出会いが新しい始まりにつながっていることを感じさせ、新たな旅を楽しみにさせる作品となるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23

画像24

画像25

会社情報

会社名
リフレクトアート株式会社
住所
東京都台東区入谷1-9-10 1F
電話番号
03-6337-1180

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。