インクルーシブデザイン展のご紹介
筑波技術大学は日本で唯一、障害を持つ学生の学びの場として注目されています。その大学が創り出す「インクルーシブデザインのヒント─聞こえにくい・見えにくい私たちが目指す社会課題解決─」の展示会が、2025年2月17日から23日まで東京の日本橋で開催されます。このイベントは、障害者やマイノリティに特化した視点から、インクルーシブデザインに基づいた様々なプロジェクトや研究が展示される貴重な機会です。
開催概要
展示会は、東京都の江戸桜通り地下歩道にて行われ、三越前駅からも徒歩1分というアクセスの良さが魅力です。また、事前申し込みは不要で、どなたでも気軽に訪れることができます。主催は筑波技術大学であり、一般社団法人日本橋室町エリアマネジメントが共催しています。
趣旨と目的
現代社会は、従来の大量生産モデルが行き詰まりを見せている中、特に多様性を尊重することが求められています。本展示会では、障害を持つ現役の学生たちが主体となり、自身の研究やプロジェクトを通じて、社会のバリアに対する認識を深め、解決に向けた具体策を提案します。展示内容には、聞こえにくい学生によるコミュニケーション向上のためのソフトウェア開発、視覚障害者を対象としたゲーム開発プロジェクトなど、様々な視点からのアイディアが盛り込まれています。
展示プログラム
展示の一部を紹介します。
- - 聴覚障害者が直面する職場でのコミュニケーションに関する研究は、現場の課題をリアルに描いています。|
- - オープンな情報保障をテーマにしたISEEE Projectは、誰もが情報を得られる環境づくりに寄与するものです。
- - 自己受容を目指した短編漫画の制作や、親子で学ぶ指文字に関する研究など、あらゆる年齢層を意識した内容が用意されています。
また、聞こえない・見えない学生たちの日常の学びの様子も展示され、多様な学びの形や実践例が紹介されます。
特別イベント
2月21日には、ろう・難聴の学生によるガイドツアーが予定されており、参加者は直接彼らの視点から展示の内容を理解することができます。また、同日には卒業生を招いての座談会も開催され、現場での体験に基づいた意見交換が行われます。これにより、より身近に感じられるような体験を提供します。
参加方法と問い合わせ
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本展覧会は、特に障害を持つ方々やその支援者、教育者、興味のある方々に開かれており、多くの方にご参加いただきたいイベントです。
筑波技術大学は聴覚障害者・視覚障害者のための支援に特化した教育機関として、今後も社会に対してそのメッセージを届けていく所存です。興味を持たれた方は、ぜひ足を運んでみてください!
【問い合わせ】
筑波技術大学広報室
TEL: 029-858-9311
Email:
[email protected]