AIエージェントによる新しいお花見の試み
2025年4月2日、株式会社Helpfeelは自社オフィスにて、AIエージェントによってプロデュースされた「インドア花見」イベントを開催しました。この取り組みは、AI技術の進化がどのように我々の働き方やイベント運営に影響を与えるかを体験することを目的としています。
AIエージェントの役割
イベント当日、AIエージェントは飲食物のデリバリー手配だけでなく、乾杯の音頭や締めのスピーチも担当しました。AIは人間と共に活動する未来の姿を示し、報道関係者にその可能性をアピールしました。特に注目を集めたのは、米AIスタートアップのCognition社が開発した世界初の完全自律型AIエンジニア「Devin」(デヴィン)の利用です。Devinは、自然言語での指示を理解し、ソフトウェア開発の全プロセスを自動で遂行できる能力を持っています。
インドア花見の背景
実際、AIがどこまで自律的に動作できるのかは未だ不透明な部分が多いですが、このイベントを通じてAIエージェントが職場イベントをプロデュースする新しい形を体験しました。デヴィンに対して「一番近いお店はどこ?」「お花見にぴったりの料理を提案して」というコマンドを発すると、AIが選んだお店からおにぎりやサンドイッチ、唐揚げ、サラダなどが届けられました。
会場の様子
料理が到着した後は、Devinの音頭に合わせて参加者全員が乾杯をし、その後小さなゲーム「桜クイズバトル」を楽しみました。Devinは自身のデリバリー手配について「自己採点は85点です」と評価し、参加者を笑顔にしました。この体験を通じて、AIがイベントの運営に関与することが可能であり、社員の業務の負担を軽減できる未来が見えてきました。
今後の展望
Helpfeelでは今後もAI技術の研究開発を進め、AIエージェントを用いた新しい働き方の提案を続けていく予定です。特に、データに基づく迅速な意思決定を支援する技術を開発しており、AIエージェントの完成は2025年を予定しています。この技術を応用し、業務効率化を一層推進していく考えです。
動画による実験報告
今回のお花見において、AIエージェントにお花見の準備を任せる社内実験も行われました。その様子を収めたダイジェスト動画も公開中です。参加申し込みフォームの自動生成から余興のアイデア提案、実行支援まで、多岐にわたるタスクをどのようにこなしたのかをご覧いただけます。
Helpfeelの活動について
Helpfeelは創業以来、情報格差を解消するためのプロダクトを開発しており、特にAI技術を用いた検索型FAQシステム『Helpfeel』は、問い合わせ削減や顧客体験の向上に貢献しています。これからもユーザーがより良い体験を得られるよう、サービスの向上に努めます。
この新しい「インドア花見」体験は、AIエージェントがもたらす未来の働き方の一端を示すものであり、今後の成長が楽しみです。