日本に新たな学びの場が誕生しようとしています。それは和歌山県に設立予定の「うつほの杜学園小学校」。この学校は、地域と世界をつなぐ探究型の教育を実践することを目指しています。2025年度の新入生募集が決定したことにより、保護者や地域住民からの関心が高まっています。
学校設立の背景
「うつほの杜学園小学校」は、一般社団法人うつほの杜学園設立準備会によって設立が進められています。代表理事の仙石恭子氏を中心に、学校の設立に向けた多くの方々が支援を寄せてきました。2021年から始まったこのプロジェクトは、地域住民や自治体との連携を強めながら進捗し、2023年には児童募集の承認を受けるまでに至りました。
募集内容と入試の日程
児童募集は新小学1年生、2年生、3年生を対象に、各学年25名の定員で行われます。応募資格には、2024年度に行われる説明会などに参加した家庭が求められ、学校の理念に共鳴することが条件とされています。
入試は2回に分かれており、第一回は2024年10月25日から11月15日までの書類選考が行われます。現地選考を経て、合格者に結果が通知されるのは12月です。第二回の入試も計画されており、さらなる機会が提供されます。
うつほの杜学園の教育方針
この学校が目指しているのは、単なる知識の詰め込みではなく、自分の興味をもとに学ぶ「自分軸での学び」です。特にグローカル教育を重視しており、グローバルな視野と地域社会への理解を同時に育てることを目的としています。加えて、バイリンガル教育を取り入れ、一部の授業は英語で行われる予定です。
自然豊かな和歌山の土地を活かし、熊野古道を学びのフィールドとしたアクティブな教育環境が創り出されます。卒業時には私立校の卒業証明書が発行され、義務教育に必要なカリキュラムも網羅されるため、上級学校への進学にもスムーズです。
これからの期待
今後、学校設立に向けての進展が続く中、地域とともに育てる新しい学びのスタイルに期待が寄せられます。うつほの杜学園小学校が地域に根ざした信頼される教育機関となることを願いつつ、ますますの成果を見守りたいと思います。子供たちの未来を切り拓く場となるよう、地域全体で支援していく準備が整っています。今後も情報をチェックし、興味のある家庭はぜひ参加を検討してみてください。