麹と食文化の未来
2026-11-03 10:21:34

麹から広がる新しい食文化の可能性と製造現場の重要性

株式会社糀屋三左衛門、伝統と革新を融合した新しい食文化の提案



愛知県豊橋市に本社を構える株式会社糀屋三左衛門は、日本の食文化を支える重要な役割を担っている企業です。261年の歴史を持つこの会社は、麹を製造し、発酵文化を継承してきました。2026年9月29日、東京都千代田区で行われた「めぐるめく日本の食卓会議2026 -FOOD COMMONS-」では、同社の29代当主、村井三左衛門氏が登壇し、二つのセッションにおいて、麹の未来と食品製造業の価値について語りました。

麹でビールの未来をひらく



最初のセッション「麹でビールの未来をひらく」では、村井三左衛門氏がモデレーターを務め、株式会社協同商事の朝霧重治氏を迎えました。このセッションでは、日本の独自技術を活用しつつ、海外の技術を取り入れることの大切さが議論されました。特に注目されたのは、初めての試みである「麦麹ビール」の開発です。

このビールは、従来の麦芽の代わりに麦麹を使用し、独自の製法で製造されたものです。その過程には、米国からの要素技術も盛り込まれ、日本の発酵技術と融合することで新たな革新が生まれました。村井氏は、未来のビール市場において、日本の伝統を守るだけでなく、新しい技術を組み合わせて革新をもたらす必要性を強調しました。

食品製造工場の「見える化」



続いてのセッション「食品製造工場を、顔の見える仕事に。」では、村井三左衛門氏自身がチャレンジャーとして、製造業の価値やその現場が抱える課題について議論しました。日本全国で製品を安定的に供給する食品メーカーも、数十人規模の従業員によって支えられています。しかし、彼らの仕事や技術が消費者に知られていない現状が続いています。

農業などでは生産者と消費者が直接つながることが評価されますが、加工食品の製造過程ではそのような接点が少なく、加工現場の価値が見えてきません。村井氏は、食品製造業が抱えるこの課題を解決するためには、製造現場の可視化が必須であり、それによって働く人々の魅力を発信していく必要性を説きました。

次世代へつなぐ技術と価値



今回の二つのセッションは、外見上は異なるテーマでありながら、日本の食文化を支える産業の価値を未来にどのように繋ぐかという共通の問いを持っています。糀屋三左衛門は、伝統技術の革新だけでなく、その背後にいる人々や製造環境をも可視化し、消費者に伝えることが重要だと認識しています。

今後も、同社は麹菌の持つ可能性を広げ、日本の発酵文化を次世代に伝える取り組みを続けていく決意です。「麹文化」を活かし、技術や人々の存在を重視することで、持続可能な食品製造業の発展に寄与していくとしています。

イベント情報



「めぐるめく日本の食卓会議2026 -FOOD COMMONS-」は、2026年9月29日(火)と30日(水)に大手町ゲートビルディングで開催されました。参加者が日本の新たな食文化について学び、繋がる貴重な機会が提供されました。詳細は公式サイトを参照ください。
公式サイト: めぐるめく日本の食卓会議2026

このように、伝統を重視しながら新たな発展を遂げる取り組みが続けられていることは、日本の食文化にとっての重要な一歩となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社糀屋三左衛門
住所
愛知県豊橋市牟呂町内田111-1
電話番号
0532-31-0311

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