2025年新卒採用力ランキングの結果発表！企業の評価と動向

2025年新卒採用力ランキングの結果発表

大学生が選んだ第19回『新卒採用力ランキング』の結果が待望の発表を迎えました。株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソースが実施したこの調査は、2026年3月卒業（修了）予定の大学生・大学院生を対象とし、企業の新卒採用広報と選考活動をさまざまな観点から評価しています。

調査の背景と目的

このランキングは、企業の採用広報と選考活動を7つの分野に分けて評価しました。具体的には、(1) ホームページ、(2) インターンシップ類、(3) パンフレット・入社案内、(4) メール・SNS、(5) セミナー・説明会、(6) 先輩社員・懇談会、(7) 選考・面接の各分野での学生の評価を基に集計され、その結果をもとに企業の「新卒採用力」を数値化したものです。

この調査は新卒定期採用の一環として、学生が実際に就職活動を行う3月から6月にかけて行われました。そのため、企業がどのように学生にアプローチし、評価を得ているのかを浮き彫りにする貴重な情報源となっています。

トップ企業の動向

今年の総合ランキングでは、明治安田生命保険が3年連続で1位を獲得。選考・面接部門での評価が特に高く、インターンシップ類、パンフレット・入社案内、セミナー・説明会、先輩社員・懇談会の4部門でも上位にランクインしました。バランスの取れた広報活動が学生から支持を受けた形です。

次いで、日本生命保険が2位に入り、こちらもインターンシップ類と先輩社員・懇談会の評価が高い結果となりました。大和証券グループが3位にランクインし、メール・SNSや面接・選考でも高い評価を得ています。

このように、金融業界が強い存在感を示しており、特に生命保険、大手証券会社、メガバンクなどが上位に名を連ねる結果となりました。

評価のポイント

調査結果からは、企業がホームページやパンフレットで「豊富な情報量」と「デザイン」を重視していることが伺えます。また、インターンシップにおいては「仕事理解や業界理解に役立つ内容」が評価され、学生が実際に体験できるプログラムが重要視されていることがわかります。

さらに、セミナー・説明会や先輩社員・懇談会での「丁寧な対応」と「人物重視の選考姿勢」が特に好評で、企業がどれだけ学生に寄り添った対応をしているかが可視化される形となりました。