職場会議の実態
2025-07-14 14:25:09

最新調査による職場会議の実態とその変化とは

近年、企業での会議の仕組みは変化し続けています。特にCOVID-19の影響を受け、テレワークが普及した一方で、最近では出社が再び進む流れが見られます。この環境の変化に伴い、会議の実施形態や内容にも大きな影響があることがわかる調査が行われました。それが、日本経済新聞社とJob総研が共同で実施した『2025年 職場会議の実態調査』です。

調査の対象者は全国の企業に勤務する476人の社会人で、年齢層は20代から50代まで幅広く含まれています。この調査では、会議の形態やその不満、さらには会議室に対する意識まで多岐にわたるテーマで解析がなされました。

会議の実施形態の変化


調査結果の中で最も注目すべきなのは、70.2%の回答者が「対面開催が増えた」と回答したことです。背景には出社回帰の流れがあるため、会議の形態や目的も変化していることがうかがえます。また、67.6%の回答者が「出社回帰によって会議に変化を感じている」とも答えています。

会議への不満


一方で会議に対する不満も多く、68.7%の人が何らかの不満を持っていることが明らかになりました。特に対面会議では「議論が共有で終わる」という声が多く、発言しづらいという意見も聞かれました。オンライン会議では参加の温度差や、空気が読みにくいといった新たな課題も浮上しています。

理想と実態の乖離


会議の実施方法に関しては、理想と現実に乖離があることも明らかになりました。62.8%の人が理想の実施形態は「対面」と考えていますが、実際の頻度や時間、参加人数が多すぎると感じていることがわかります。このため、会議の質を向上させるためには、目的の明確化が重要です。

会議室の不足


会議室の不足も深刻な問題となっており、72.6%が「不足している」と感じています。特に会議室が少なく、予約が取りづらいという声が目立ちました。さらに会議室が業務目的以外でも使用されている実態もあり、今後の設計についても見直しが求められます。

まとめ


調査からは、現在の会議形態は出社回帰によって変化し、対面での会議を希望する声が多い一方で、実際には多くの不満が存在することが浮き彫りになりました。また、会議の目的を明確化することや、会議室の使い方を見直すことで、効率の良い会議を実現する必要があります。今後の職場環境改善に向けた参考となる、貴重な調査結果です。たしかに、今の時代の会議のあり方を見直すことが重要です。この調査を通じて、企業もひとり一人の社員がより自らの意見を言える環境を築くことができれば、より良い結果が得られるでしょう。


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