クリスティアン・テツラフが東京に来る
世界的なヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフが10月7日(月)に東京の紀尾井ホールで無伴奏ヴァイオリン・リサイタルを行います。この公演は、合同会社ノヴェレッテがナクソス・ジャパン株式会社と協力して開催するものです。テツラフは、昨年春に新日本フィルとの共演以来、久しぶりの来日となります。
テツラフの魅力
テツラフは、常に独自の解釈で観客の心を魅了する演奏者で、彼の演奏には聴く者を深く感動させる力があります。特にJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタおよびパルティータは、テツラフにとって特別な作品であり、これまでに3度も録音しています。『The Strad』誌は、彼の2017年の録音を「バッハの無伴奏作品に宿る美への細心かつ快活な応答」と高く評価しました。
このリサイタルでは、バッハの作品に加え、その他クリティカルな現代作品も演奏予定です。テツラフの円熟期における彼の音楽的「いま」をぜひ体感してください。
公演情報
- - 公演名: クリスティアン・テツラフ無伴奏ヴァイオリン・リサイタル
- - 日時: 2024年10月7日(月)19:00開演(18:30開場)
- - 会場: 紀尾井ホール(東京)
- - 主催: 合同会社ノヴェレッテ
- - 協力: ナクソス・ジャパン株式会社
- - 料金: SS席10,000円、S席8,000円、A席5,000円(全席指定・税込み)
チケットは楽天チケットやチケットぴあなどでの販売も行っています。電話予約も可能ですので、ぜひ早めにご予約ください。
プログラム内容
今回のリサイタルで演奏される予定のプログラムは以下の通りです。
- - J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 二短調 BWV1004
- - J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
- - クルターグ:「サイン、ゲームとメッセージ」から
- - バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
テツラフのバッハ
テツラフは、バッハの楽譜に対する深い理解を持ちながら、自由度高い演奏で知られています。彼は、自らが弾く際に、楽譜の持つ全ての表現を引き出すことを重視しており、演奏における自由は楽譜から生まれると主張します。「バッハが望んだ全てがそこに記されています」とのコメントからも、その思いが感じられます。
彼の音楽へのアプローチ
テツラフは、音楽そのものの変化を重視し、各音楽の情感を大切にしています。そんな彼の演奏は、聴衆を惹きつけ、感情を揺さぶるものとなるでしょう。
テツラフの経歴
クリスティアン・テツラフは、古典から現代音楽に至るまでの幅広いレパートリーを持ち、他のアーティストとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。ウィーン・フィルやベルリン・フィルといったトップオーケストラと共演を重ね、多くの受賞歴を持つ彼の演奏は、多くの人々に愛されています。
このリサイタルは、テツラフだけでなく、音楽の美しさを感じるまたとない機会です。この素晴らしい演奏を聴き逃さないようにしましょう。