武田双雲展「天真爛漫~innocence~」開催
阪急うめだ本店の9階に位置する阪急うめだギャラリーでは、2024年11月20日(水)から12月2日(月)まで、書道家であり現代アーティストの武田双雲による個展、
「天真爛漫~innocence~」が開催されます。この個展では、伝統的な書道の技術を駆使した作品から、現代的な感覚で表現されたアートワークスまで、約120点もの多彩な作品が展示されます。入場は無料ですが、展示作品は販売もされています。
展覧会の見どころ
本展のテーマである「天真爛漫」は、武田双雲の自由な発想と創造力を象徴しています。特に、彼の手によって生まれた作品群は、
「箔」「artworks(アートワークス)」「越前和紙」「青(青墨・藍染和紙)」「書(書・言霊・SDGs)」という5つのジャンルで構成されており、それぞれ個別の魅力を持っています。
特に注目したいのは、長年にわたる書道家の活動を経た武田が、色彩豊かな世界に飛び込んだ
“artworks”シリーズです。これらの作品は、彼自身の感情やインスピレーションを織り交ぜつつ、自然や宇宙からも影響を受けています。
代表的な作品
展覧会に展示される中でも特に目を引く作品は、歴史ある
越前和紙を使用した作品です。越前和紙は1400年以上の歴史があり、その技術と品質の高さが評価されています。例えば、
「翔(love)」(約57×51㎝、金墨・越前和紙)は880,000円、
「龍(夢・叶)」(約57.5×102㎝、墨・金墨・越前和紙)は1,815,000円からの販売となります。
また、現代的なアプローチで描かれた作品も展示中です。
「天」(約91×72.7cm、アクリル・キャンバス)は1,650,000円で、色鮮やかなその姿は観る者に驚きを与えます。さらに、「flowering of love」
(53×45.5㎝、アクリル・キャンバス)は770,000円で販売されています。
ライブパフォーマンスとトークショー
この個展中、武田双雲氏自身が在廊する日もあり、彼によるライブパフォーマンスとトークショーも実施されます。これらは11月23日(土・祝)、24日(日)、30日(土)、12月1日(日)**の各日午後2時から行われる予定です。各回は約45分間で、予約は必要ありません。
武田双雲のプロフィール
武田双雲は1975年に熊本県で生まれ、東京理科大学を卒業後、NTTでの勤務を経て独立し書道家としての道を歩み始めました。彼はNHK大河ドラマ「天地人」や世界遺産「平泉」の題字を担当するなど、その才能を広く認知されています。近年では、アートシーンでも活躍し、スイスのアートフェア「アートチューリッヒ」や「ボルタ・バーゼル」に出展するなどしています。
終わりに
武田双雲展「天真爛漫~innocence~」は、伝統と現代アートの交差点に位置し、訪れる人々に新たな視覚的体験を提供します。多様な作品とともに、アーティスト本人との交流を楽しむことで、より深い理解を得ることができるでしょう。ぜひこの貴重な機会をお見逃しなく!
詳しくは展覧会の
特設サイトをご覧ください。