ロバと共に日本を旅する新しい物語
2025年7月28日に発売される『ロバのクサツネと歩く日本』は、著者高田晃太郎が日本全国をロバと共に旅した心温まる経験を描いた一冊です。彼の前作『ロバのスーコと旅をする』に続くこの作品では、ロバの名も「クサツネ」と名付けられています。
ロバとの出会いと旅の始まり
高田氏は、那須高原で50万円の雄ロバを購入したことからこの旅が始まります。その名の通り、高田氏はクサツネを連れ、関東、山陰、九州、四国、そして北海道と、日本を縦断することになります。この旅の中で高田氏は、ロバとともに歩くことで感じる自由さや心の安らぎを次々と体験します。
出発前の不安と旅の中の出会い
出発前、高田氏のX(Twitter)には心配する声が寄せられました。「ロバのフンで汚れないよう、私の家の前は歩かないで下さい」といったメッセージもありましたが、実際の道中では、思いがけない親切を受けることが多かったようです。例えば、高齢者施設では「ロバを見せたいから泊まって行って」との嬉しいお誘いがあったり、突然の豪雨に見舞われた際には、空家を貸してもらったりと、クサツネを介した出会いが数多くあったのです。
クサツネの力
高田氏は、クサツネがいるからこそこのような出会いがあったのだと語ります。ロバの存在は、ただそこにいるだけで人々の心を和ませ、見知らぬ旅人に声をかけたり、一宿一飯を提供してくれるきっかけになっているようです。著者はこの体験を通じて、日本の優しさや温かさに触れたことを強調しています。
読後の感動
クサツネと共に日本を旅したこの物語は、読む人に心のゆとりをもたらし、現代の日本が持つ温かさを再認識させてくれる一冊となることでしょう。この本を手に取ることで、私たちもまた、日本国内の美しい風景や人々との心温まる出会いを感じることができるかもしれません。
書籍情報
『ロバのクサツネと歩く日本』は、高田晃太郎による著作で、装幀は大倉真一郎が手掛けています。四六判、212ページの内容で定価は1,892円(税込)。ISBNは978-4-309-03975-6です。この本の詳細は、
こちらのリンクから確認できます。
高田氏は、今後もX(Twitter)でクサツネの冒険に関する動画を公開するとともに、その旅のルートマップを共有しています。新たな旅の物語に興味がある方は、ぜひフォローしてみてください。