新刊『WORKSIGHT 27号』が問いかける消費者の未来とその役割

新刊『WORKSIGHT 27号』の全貌

2025年5月14日、コクヨ株式会社が新たにリリースする書籍『WORKSIGHT［ワークサイト］27号消費者とは Are We Consumers?』が発売されます。この新刊は、消費者という概念を中心に、日本社会の過去、現在、そして未来を考察する内容となっています。編集はコクヨのヨコク研究所が行い、発行は学芸出版社によって実現しました。

消費者の概念を紐解く特集

本号では、長い間私たちの存在を規定してきた「消費者」という言葉がどのように発展してきたのか、またその影響が私たちや企業にどのように反映されているのかを問います。市場調査のエキスパート、インテージとの共同編集により、戦後の日本における消費者の歴史を多角的に検証します。

特に注目されるのは、著名な著者である満薗勇氏へのインタビューです。彼は自身の著書『消費者と日本経済の歴史』を基に、未来の消費者像について深く掘り下げます。また社会学者の北田暁大氏からは、消費者研究における根本的な問いとして「調査とは何か」というテーマが提起されています。

大規模な特別調査も実施

さらに、インテージによる特別な調査が行われ、消費者という概念が個々の自己像にどのように影響を与えているかについての大規模なアンケート結果が紹介されます。この調査は、消費者自身が理想と現実の間でどのように意識を持っているのかを明らかにする重要なデータとなるでしょう。

また、関連するインタビューとして、人類学者ティム・インゴルド氏やエンタメ社会学者中山淳雄氏の対話が取り上げられ、現代の消費者の文化や社会的背景に基づく新たな視点が交わされます。

現代の消費者が直面する課題

本書には、消費者とメディアの関係について探るコラムや、最近のSNSでの炎上事件についても言及され、私たちが日常の中で見失いがちな「消費者」とは何か、というテーマに挑んでいます。これらの情報は、読者に新たな視点を提供し、消費者像を再考するきっかけとなるでしょう。

書籍の詳細情報

- 書名: 『WORKSIGHT［ワークサイト］27号消費者とは Are We Consumers?』
- 編集: WORKSIGHT編集部（ヨコク研究所＋黒鳥社）
- ISBN: 978-4-7615-0934-7
- 発行日: 2025年5月14日
- 判型: A5変型 / 128頁
- 定価: 1800円（税抜き）

この書籍は、全国の書店及びECサイトにて購入可能です。読み応えのある内容で、現代を生きる私たちにとって必読の一冊です。

WORKSIGHTとは

『WORKSIGHT』は、コクヨが展開する社会を考えるための研究媒体として、様々なテーマやキーワードについて探究しています。創造的な未来のワークとライフを求める視点を提供し、これからの社会像を模索するコンテンツを展開しています。詳細やニュースレターの登録は公式サイトから、ぜひチェックしてみてください。