環境教育の新たな挑戦:『つなげるーぱ!』が全国で人気を集める理由
コクヨ株式会社とカウネットが手掛ける「つなげるーぱ!」が、2024年度に参加児童数が2万人を超え、大きな話題を呼んでいます。このプログラムは、不要になったノートをリサイクルし、それを通じて子どもたちに環境について学んでもらう体験型の学習プログラムです。コクヨグループが掲げる「循環型社会への貢献」という目標のもと、資源としてのノートを「捨てない」選択肢を提供しています。
参加児童数の急増
2024年4月の募集開始から約4ヶ月で、全国73校から21,201人の児童が参加することとなりました。昨年度に比べて出張授業の対象校も大幅に増え、5校から35校に拡大。コクヨの社員が直接学校を訪れ、資源循環の重要性やノートの扱い方について教える機会を提供しています。これにより、子どもたちは身近な文具を通して環境問題を学び、実践的な活動にも関わることができています。
参加理由と反響
「つなげるーぱ!」に申し込んだ学校の先生方からのフィードバックによれば、最も多い参加理由は「回収したノートが再生されるので、リサイクルを実感できる」というもので、全体の約7割を占めています。また、身近な文具を通じて環境学習ができる点も、学校側にとって魅力的な要素となっています。
参加校では、子どもたちがノートを回収し、それを自らの学びとして次の世代に繋げる過程で、リサイクルの仕組みについて積極的に学ぼうとする姿が見られます。先生たちは、具体的な活動を通じて子どもたちに環境保護の重要性を伝えることができたと好評を寄せています。
学校現場での成果
出張授業の参加校から寄せられたコメントの中には、子どもたちがポスター作成や回収箱の設置など、自ら考え行動する機会を得たという声が目立ちます。こうした取り組みが環境教育と結びつき、子どもたちの意識を高め、実践的な学びを促進しているのです。
今後の展望
「つなげるーぱ!」は引き続き、多くの学校や子どもたちと連携しながら、地球環境を守るための活動を推進していく計画です。プログラムに参加することで、子どもたちは楽しく学びながらも大切な資源循環の一端を担い、持続可能な社会を形作る未来へとつながっていくことでしょう。
このような活動を通じて、コクヨグループは「捨てない社会」の実現を目指し、次世代を担う子どもたちに環境についての理解を深めてもらう重要な役割を果たしています。
【参考】