香醋の新成分フレグライド1
2016-08-30 13:00:10

香醋から発見された新機能性成分フレグライド1の効果とは

香醋からの新発見:フレグライド1が示す内臓脂肪減少効果



歴史ある香醋から発見された新機能性成分『フレグライド1』が、肥満や生活習慣病の予防に期待されています。この成分は、8年熟成恒順香醯から見つかったもので、最近実施されたヒト臨床試験では、内臓脂肪の減少効果が確認されました。

フレグライド1の可能性


フレグライド研究会の代表を務める東京農業大学の辻野義雄教授は、フレグライド1がPPARγリガンド活性を持つ新規機能性成分として注目されていると述べています。この成分は、肥満や糖尿病に対する予防および改善の可能性があるため、さらなる研究が進められていく予定です。

臨床試験の結果


昨年、40名の男女を対象にしたヒト臨床試験が行われ、8年熟成香醋を摂取したグループでは、驚くべき結果が得られました。58歳の男性が12週間後に内臓脂肪面積を約14%、皮下脂肪面積を約19%減少させることに成功したのです。この成果は、2016年の研究発表会で発表されました。

発表予定の学会


今後、フレグライド研究会は9月7日から開催される日本油化学会の年会でも研究結果を発表する予定です。この学会では、香醋以外にも微量ながら黒酢や純米酢などにもフレグライド1が含まれていることが明らかになりました。この情報は、食生活の改善や健康への意識を高めるための重要な知見となります。

メンバー紹介


研究会には、辻野教授の他にも、北陸先端科学技術大学院大学や国立研究開発法人産業技術総合研究所の教授たちが参加しており、幅広い専門性を持つ研究者が集まっています。彼らは共に、フレグライド1の作用を詳しく検証し、健康への貢献を目指しています。

フレグライド1の由来


フレグライド1という名前は、香醋の英訳である『fragrant vinegar』の『FRAG』と、発見されたButenolide化合物の『lide』、そして新たな機能性成分が発見されることを期待した『1』を組み合わせて名付けられました。この名称は、今後の研究への期待感を表しています。

まとめ


フレグライド1は、長年にわたり愛されてきた香醋から発見された成分であり、生活習慣病の予防だけでなく、美容や健康に寄与する可能性を秘めています。今後の研究成果が非常に楽しみです。我々は、この新しい成分がもたらす影響について、引き続き注視していきたいと思います。

会社情報

会社名
フレグライド研究会
住所
東京都港区港南4-5-7東京海洋大学7号館310号室
電話番号

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