スマートブックスとブックダム、業務提携で新たな読書体験を実現
最近、スマートブックス株式会社と株式会社ブックダムが、出版物のデジタル化を推進するため業務提携を結びました。この協力により、ブックダムが出版する書籍がスマートブックスの製品フォーマットに変わることで、多様な読者層に向けた新しい読書体験を提供します。
提携の背景と意義
昨今、電子書籍やオーディオブックの市場は急成長を見せているものの、視覚に障害のある方や多言語を使用する方、日本語を学ぶ人々など、様々な人々が同じように楽しめるフォーマットの提供は、まだ十分とは言えません。スマートブックスは、聴覚、視覚、触覚を融合させたサービスとして、「読む・聴く・見る」を一つにまとめた新しい形の読書体験を目指しています。これにより、より幅広い読者に対して価値を提供することができます。
ブックダムは、質の高いコンテンツを幅広いジャンルで提供することを使命としており、この提携は双方の強みを融合し、新たな出版形態を実現する大きな一歩です。
具体的な提携内容
本提携のもと、ブックダムが出版する書籍はスマートブックスフォーマットに変換され、配信されることになります。このフォーマットでは、AI音声による自然な朗読と、出版社から正式に許可を得たフルカラーの図版が同時に提供されるため、読書体験がより立体的でインタラクティブになります。
第一弾の配信タイトル
具体的には、以下のようなタイトルが第一弾としてリリースされる予定です。
- - 踏み出す一歩~そして僕は夢を追いかけた~ (著:倉野 信次)
- - 第三世界の主役「中東」~日本人が知らない本当の国際情勢~ (著:石田 和靖)
- - 営業してない相手から“契約したい”と言わせるマーケティングの全施策60 (著:田中 龍之介)
- - ちょっと死について考えてみたら怖くなかった (著:村田 ますみ)
- - 夢2.0~夢を再定義する~ (著:西岡 津世志)
これらのタイトルは、2025年秋を予定に、ビジネス書や実用書を中心に配信が開始される見込みです。
今後の展開
スマートブックスは、ブックダムとの提携を通じて自社の音声配信サービスを展開し、さらなる成長を目指しています。また、今後は新刊と同時にスマートブックス版もリリースできる体制を構築するとしています。
ブックダムの代表取締役、菊池奈起氏は「私たちが掲げる『読者の未来をめくる』というビジョンが、スマートブックスの技術と結びつくことで、新しい読者層にリーチできると確信しています」とコメントしました。
会社概要
スマートブックス株式会社
- - 所在地: 東京都世田谷区
- - 設立: 2021年
- - 代表者: 相内遍理
- - 事業内容: AI音声技術を用いた電子書籍およびオーディオブックの開発・配信
- - URL: スマートブックス公式サイト
株式会社ブックダム
- - 所在地: 東京都豊島区南池袋
- - 設立: 2019年12月
- - 代表者: 菊池奈起
- - 事業内容: 出版事業、広報ブランディング支援
新たな読書体験の提供を目指す両社の挑戦から目が離せません。