M-SOLUTIONSがUmee TechnologiesへシリーズAラウンドでの出資
2023年、M-SOLUTIONS株式会社がコネクテッドセールス・プラットフォーム「Front Agent」を手掛けるUmee Technologies株式会社に出資しました。この出資により、両社のサービスが連携し、業務改善プラットフォーム「kintone」上でのデータ利用をより簡単で安全、効率的に実現することを狙いとしています。特に注目されているのは、M-SOLUTIONSが開発したサービス「Smart at AI for kintone Powered by GPT」で、これを駆使することでAIの利用が一層しやすくなると期待されています。
出資の背景とAIの民主化
近年、生成AIはさまざまな分野で注目を集めていますが、日本における利用率はわずか20.4%に止まっているという現実があります。この背景には「使い方がわからない」という多くの声があり、M-SOLUTIONSはこの課題の解消を目指しています。「Smart at AI」は、kintone内のデータを利用して、簡単に生成AIを扱えるように設計されており、AIの活用を進めるための一助となります。
一方、Umeeはマシンラーニングやディープラーニングの技術を駆使し、営業業務を効率化するための「Front Agent」を開発。このツールはオンライン会議の内容を自動的に議事録化し、kintoneとシームレスに統合されているため、業務の効率化に寄与することが期待されています。両社の知見と技術が融合することで、kintoneを利用したAI利用の加速が見込まれています。
今後の連携展望
M-SOLUTIONSとUmeeの出資を機に、両社はさらなるサービス連携を図る方針です。具体的には、営業やサポート業務に特化したアプリパッケージの提供を目指しており、それが実現すれば顧客に新たな価値を提供できるでしょう。ユミーの代表取締役社長、新納弘崇氏はM-SOLUTIONSの「Smart at AI」の重要性を強調し、このプロダクトがAI活用の民主化に寄与する可能性を示しています。
Smart at AIについて
「Smart at AI」はkintone内で生成AIを実現するための連携サービスで、テキスト生成機能を備えています。このサービスは、kintoneアプリに含まれるデータをプロンプトとして簡単に使用できるだけでなく、安全性を考慮した独自のフィルタ機能も搭載しています。機密情報を扱う際にも安心して利用でき、業務の効率化が期待できます。
最後に
M-SOLUTIONSは、情報革命によって人々の生活を豊かにすることを企業理念に掲げ、様々な事業を展開しています。今回のUmeeへの出資は、新たな価値を生み出すための一歩となります。この連携によって、より多くの人々がAIの恩恵を受けられる日が近いことが期待されます。詳細はM-SOLUTIONSのウェブサイトにて確認できます。