テレビとECを融合した新しい通販体験のスタート
2021年4月12日、DMMと朝日放送グループHDが共同で新たな通販事業「ワンデイ・デザイン」を開始します。この事業は、テレビとECを融合させた新しい形の購買体験を提供することを目的としています。近年の広告費の流れを背景に、テレビ局も新しい収益の柱を求めています。特に、DMMのデジタル展開力と朝日放送のテレビ発信力を融合させることで、消費者に新たな価値を提供できると期待されています。
通販事業の特長
1. テレビとECの融合
この新しい通販モデルは、テレビの力を活用しつつ、ECサイトへの導線を強化するものです。通常、ECサイトでは非常に多様な商品が扱われ、購入者の判断力に依存しますが、テレビは厳しい広告審査を経た商品を取り扱います。このため、信頼性の高い情報を基に商品の魅力を広く伝えることができます。購入者にとっては、品質が保証された商品を見つけられるオンラインの総合百貨店としての役割を果たします。
2. 消費者と商品の継続的なつながり
新たな通販事業「ワンデイ・デザイン」では、一回きりの購入で終わらない仕組みを目指しています。従来のテレビ通販は、短い時間で商品の説明を終え、視聴者の記憶に残すことが難しいものでした。しかし、DMMは継続課金モデルやサブスクリプション型のサービスを導入することで、従来のテレビ通販とは異なる付加価値を生み出します。より深く商品を了解してもらえる長尺番組を活用し、特にウェルネス商材などは、詳しい特性を説明することで消費者とのコミュニケーションを強化します。
3. 地方の持続的発展への貢献
DMMは地方創生や農業に関連した多くの事業を展開しており、これを通じて地方が持続的に発展できる仕組みを構築する考えです。地方の特産品が通販番組で取り上げられても、ECサイトへの導入や継続的販路の確立が無ければ、ただの一過性のブームに終わってしまいます。この新しい通販事業では、定期購入やEC導入のサポートを行い、地域が持続的に成長できるビジネスモデルを提供していきます。
新番組の概要
「ワンデイ・デザイン」の通販コーナーでは、「人生100年時代をより豊かに楽しく過ごす」ことをテーマに、便利なアイテムや生活のコツを紹介します。毎週月曜日の13:45から14:45(関西ローカル)の放送を予定しています。
ターゲット
番組は特に40代から70代の主婦を対象にしています。新たに立ち上げられた通販サイトは、4月12日オープン予定です。
CEOとCOOの対談
この新しい事業に関するCEO高橋氏とCOO村中氏の対談記事も公開されており、事業の詳細について知ることができます。
詳細な情報は
こちらからご確認ください。
会社概要
- - 名称: 株式会社ONE DAY DESIGN(ワンデイ デザイン)
- - 所在地: 東京都港区六本木
- - 設立: 2021年1月18日
- - 資本金: 1億円
- - 公式サイトはこちら
この新しい挑戦が、テレビとECの未来をどう変えていくのか、とても楽しみです。