日販アイ・ピー・エスが新たに欧州で現地法人を設立しグローバル展開を加速

日販アイ・ピー・エスがドイツに現地法人を設立

日販アイ・ピー・エス株式会社は、ヨーロッパ市場へのアプローチを一層強化するため、ドイツに現地法人を設立したことを発表しました。この新たな法人名は「NIPPAN IPS DEUTSCHLAND GmbH」とし、設立日は2025年9月12日です。ドイツデュッセルドルフに位置し、代表には管理者兼CEOの神村賢氏が就任します。

日本コンテンツのグローバル推進

同社は、「人と文化のつながりを大切にし、全ての人の心に豊かさを届ける」ことを企業理念に掲げ、世界中の人々に質の高い商品やサービスを提供しています。この度の新法人設立により、欧州市場における日本の出版物や雑貨などの輸出入、出版、企業進出に関する支援業務を行うことが可能になります。

日本のコンテンツを国外に広めるための重要なステップとして、日販アイ・ピー・エスは、EU各国の市場動向を把握し、効果的なマーケティング戦略を構築。これにより、より多くの企業と連携し、共同で日本の優れた文化や商品を世界に発信していく考えです。

海外事業のさらなる拡充

日販アイ・ピー・エスは、すでに台湾や中国など他のアジア諸国に現地法人を展開していますが、今後はドイツを中心とした欧州市場での活動も視野に入れ、日本の魅力をさらに広めていきます。特に、最新の市場情報をもとに、各企業のニーズに合った戦略的なサポートを提供し、成功に導く役割を果たしていきます。

新たな出版プロジェクトと取り組み

近年、日販アイ・ピー・エスは新しい出版レーベルの立ち上げにも取り組んでおり、日本市場向けに中華古風BL『千秋』の日本語版を2023年6月にリリースしました。また、2024年には海外向けのしかけ絵本の日本語版に特化した新レーベル「lilla cirkus（リラ・シルクス）」を立ち上げる予定です。これらのプロジェクトは、日本の文化を広く伝えるとともに、国際的な文化交流の促進に寄与することを目指しています。

結論

日販アイ・ピー・エスのドイツにおける新しい現地法人設立は、日本のコンテンツを世界に発信し、国際的な連携を強化するための大きな一歩です。同社はこれからも、海外市場への進出を進めながら、日本の魅力を多くの人々に届ける取り組みを続けていきます。今後の展開に期待が寄せられる中、日販アイ・ピー・エスの動向から目が離せません。