GyroEye Holoの精度向上
2019-05-28 18:00:19
最先端技術GyroEye Holoの精度が20倍向上、建設現場での利用拡大へ
GyroEye Holoの精度が約20倍に向上
最近、株式会社インフォマティクスが提供する「GyroEye Holo」が大幅な精度向上を達成した。従来の建築施工現場に特化したこのツールは、千代田測器株式会社と協力の上、トータルステーション「LN-100」との組み合わせにより、精度を約20倍に引き上げた。この技術革新により、より精密な現場施工が可能になる。
GyroEye Holoは、マイクロソフトのMixed Realityデバイス「HoloLens」との連携により、現実の空間に設計図をホログラムで表示する。これにより、施工現場の作業者は実際の構造物と図面を重ね合わせながら作業を進めることができ、見落としを防ぎつつ効率的に作業を進めることが可能になる。特に、これまでの誤差範囲が3cmから10m程度だったのが、0.5cmから30mまで精度が改善され、信頼性が格段に向上した。
建設業界への影響
GyroEye Holoの開発は、建築施工現場だけでなく、社会インフラ分野からも強い関心を引き寄せている。特に橋梁や道路などのインフラ管理においては、施工と維持管理の効率化が切実な課題となっている。今回の技術向上は、こうした課題解決に向けた大きな一歩と言えるだろう。
福井県での実証実験では、GyroEye Holo TS+が使用された。建設現場におけるデモンストレーションには、IHIインフラ建設やオフィスケイワンの協力があった。これにより、技術職員や技能労働者の作業効率が向上し、生産性を高める効果が期待されている。
今後の展望
GyroEye Holo TS+の導入は、インフラ分野においてももたらす変化は大きい。公式な販売は未定だが、2019年夏頃を予定しており、多くの建設現場において実用化が進む見込みである。今後も定期的な実証実験や技術アップデートが行われ、その成果が業界に広く波及することが期待されている。
また、インフォマティクスでは、今後もHoloLensとの連携を強化し、GyroEye Holoのアップデートを続ける方針だ。これにより、ユーザーはより多様な機能を利用可能となり、建設現場での生産性向上につながると見られている。ユーザーインターフェースの改善や新機能の追加も進められ、建設業界に革命をもたらすことが期待される。
お問い合わせ先
最新の情報や具体的な機能について知りたい方は、インフォマティクスの公式サイトや担当者に問い合わせることが推奨されている。カスタマーサポートが充実しているため、技術的な疑問も迅速に解決可能だ。
このように、GyroEye Holoは建設業界の効率化に貢献し続ける可能性を秘めている。今後の展開に大いに注目したい。
会社情報
- 会社名
-
株式会社インフォマティクス
- 住所
- 神奈川県川崎市幸区大宮町1310ミューザ川崎セントラルタワー27F
- 電話番号
-
044-520-0850