AIを活用した革新的な計数技術が登場
2025年6月20日、株式会社スカイロジックが新たに発表したAI画像枚数計数機『ai-Numbers』が製造業界に革新をもたらしています。従来の計数機は、画像から得られる情報をもとに作業を行っていましたが、複雑な形状や多様な材質には対応が難しかったのが現状です。新製品『ai-Numbers』は、これらの課題を解決し、高精度な計数を実現するためにAI技術を駆使した画期的なシステムです。
『ai-Numbers』の特長
1. 複雑な構造も正確に捉える
『ai-Numbers』は、端面の色や模様、テクスチャといった情報を深層学習の技術を用いて抽出します。このことで、例えば複雑な端面を持つ電子基板やさまざまな断面のシート製品でも、寸分違わずに枚数をカウントすることができるのです。最大5,400ピクセルという高解像度での画像解析が可能なため、従来手法では不可能だった0.05mmの薄物シートも容易に計測することができるようになりました。
2. 煩雑な設定が不要
従来の方法では、計数対象の特性に応じて閾値を細かく設定する必要がありましたが、『ai-Numbers』ではその必要がありません。ユーザーは対象物の端面をペンでなぞることで、AIが自動的に学習を進めます。このアノテーションにより、特別な専門知識がなくてもスムーズに運用を開始できることが大きな魅力です。
3. 環境変化にも強い柔軟性
製品の断裁面は様々な要因により変化しますが、AIはその多様なパターンを学習することができるため、断裁面の状態を気にすることなく安定した計数が可能です。周囲の環境や製品の性質が変わっても、高い精度で作業を進められます。
対象製品例
- - 合紙ありの極薄基板(0.15mm): 従来の装置で計数が難しかった基板でも、正確にカウントできます。
- - メッシュ有りの放熱シート(0.3mm): 素材の特性による計測変化を乗り越え、漏れなく計数可能。
- - フレキ茶板(0.1mm): 複数の素材を貼り合わせた断面でも高精度を実現します。
システム構成
『ai-Numbers』は、カウントステーションに高性能のカメラ、レンズ、照明を装備し、ノートPCまたはデスクトップと連携して動作します。このため、導入時の障壁を低く抑え、現場のニーズに即した運用が行えるのが特徴です。
今後の展開
株式会社スカイロジックでは、無償サンプル評価やデモ機の貸出、電話・リモートによるサポートを充実させ、ユーザーが手軽に『ai-Numbers』を導入できる環境を整えています。現場からのデータを反映した無料評価レポートの提供や迅速な設定支援を通じて、製造現場の完全自動化を促進し、生産性の向上と省人化に貢献する意向を示しています。
会社概要
株式会社スカイロジックは、常に技術革新とサービスの向上に努めています。「大きな効果を得る」一方で「費用を抑える」ことを目指しており、そのための試みを続けています。社員一同、まさにこの理念に基づき、今後もさらなる成長を続けていく所存です。
- - 本社所在地: 静岡県浜松市中央区東三方23-5 アートテクノ会館3F
- - 代表者: 代表取締役社長 南野 真吾
- - 事業内容: ソフトウェアの企画、開発、販売及びコンサルティングなど
- - 公式ウェブサイト: スカイロジック
このように、『ai-Numbers』は製造業界に革命的な変化をもたらす一台となること間違いありません。今後の展開に目が離せません。