NECのCFP算定支援
2025-06-10 11:52:12

NECが新サービス「NEC CFP Management」を開始し製造業のカーボンフットプリント算定を支援

NECが提供する新サービス「NEC CFP Management」



NECは、製造業を中心とした企業の製品におけるカーボンフットプリント(CFP)算定を支援する新たなサービス「NEC CFP Management」を開始しました。このサービスは、持続可能なサプライチェーンの実現に向けた取り組みの一環として、企業が温室効果ガス(GHG)の排出量を正確に把握し、削減するためのものです。

背景


気候変動問題への対応が求められる中、企業には温室効果ガスの排出量の把握が必要不可欠となっています。特に製造業では、製品単位でのCFP算定が国際的な規制として求められており、迅速な対応が求められています。しかし、実際には制度要件の理解やデータ収集の難しさ、業務設計やシステム調整といった課題から、算定に取り組む企業は少数です。そこでNECは、自社で得た知見を活かしながら、「NEC CFP Management」を提供開始することに至りました。

サービスの特徴


「NEC CFP Management」は、企業の導入段階に応じた3つのステップでCFP算定の定着をサポートします。以下にその詳細を解説します。

ステップ1|初期アセスメント


最初に行うのが初期アセスメントです。ここではCFP算定に向けた準備状況を短期間で診断し、算定対象製品の特定、制度要件、データ可用性、実行上の障害を明らかにします。

ステップ2|PoC(1製品でのPDCA試行)


次に、選定された1製品を対象にPDCAサイクルを行います。この段階では算定方法の妥当性を検証し、システムや業務との整合性を図ります。

ステップ3|本格導入


最後に、PoCで得た知見を基に他の製品への展開を行い、本格的な運用へとシフトします。これによりPDCA運用を自動化し、算定業務の継続的な改善を促進します。

今後の展望


NECは今後、「NEC CFP Management」の機能拡張を検討しており、サプライヤーデータ収集や社内システムとの連携支援、社内体制の構築支援なども視野に入れています。また、2025年7月の設計・製造ソリューション展においても本サービスを展示する予定です。これにより、業界全体の温室効果ガス削減に寄与することを目指します。

この新サービスの導入により、製造業は効率的にCFPの算定を行い、持続可能な経営が実現できることでしょう。


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会社情報

会社名
日本電気株式会社
住所
東京都港区芝5丁目7-1
電話番号

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