新たな就活支援プロジェクト「社風見える化PROJECT」
青山商事株式会社と株式会社ワンキャリアが協力して新たなプロジェクト、「社風見える化PROJECT」を2024年11月5日から開始しました。このプロジェクトは、就活生が自身に合った職場環境を見極めやすくすることを目的としています。
仕事選びの新しいアプローチ
昨今の就職活動においては、高卒や大卒の新規学卒者が入社後3年以内に離職する率が高まっています。厚生労働省の調査によると、高卒で38.4%、大卒で34.9%が退職を経験しているというデータも存在します。こうした離職の理由は、ストレスや給与といった要因に加え、「採用条件と職場の実態のギャップ」が大きな要因とされています。
就活生の多くは「職場の雰囲気」を重視している一方で、実際の社風や文化を理解できていないという問題が指摘されています。このギャップを解消し、就活生が自分らしく働ける企業を選べるよう、プロジェクトが始まりました。
特設サイトの立ち上げ
プロジェクトのスタートと同時に特設サイトもオープンしました。ここでは、参加企業のリアルな職場風景や、実際に勤務している社員の服装の様子を紹介しています。さらに、選考時の採用担当者と学生の服装に関する情報も掲載され、学生が就活時の服装選びで苦労しないよう配慮されています。
特設サイトには26社・団体が賛同し、各業種・職種の独自の社風が紹介されています。今後も参加企業を増やし、さらに充実した情報を提供する予定です。これにより、就活生は自分の価値観に合った企業選びが可能になります。
プロジェクトの目的
「社風見える化PROJECT」は、企業の日常の様子や服装を視覚的に伝え、就活生が服装選びで悩む時間を減らし、キャリアについて考える時間を増やすことを目指しています。社風や文化を言葉以外の方法で表現することで、就活生と企業のミスマッチを解消し、より良い就職活動を支援します。
担当者のコメント
株式会社ワンキャリアの鈴木崚太氏は、「自身も就活において服装に悩んだ経験がある。少しでもその悩みを解消したい」と語っています。また、青山商事の岡本政和氏は、「社風の見える化を進めることで、時間をキャリアについて考えることに変えられる」と強調しました。
現在の状況と今後の展望
特設サイトでは、各企業の服装規定や、オフィスでの職場風景を紹介することで、入社後のイメージを持てるよう工夫されています。また、新入社員が説明会やインターンシップで実際に着用した服装も掲載し、就活生の不安を取り除くサポートを行っています。さらに、企業での苦労を本音で語る動画も配信し、実際の社風や文化を理解するための貴重な情報源となる予定です。
これからも、多くの企業から賛同を得ながらこのプロジェクトは展開していき、就活生が自分らしく働ける企業を見つけられる手助けを行うとのことです。