PicoCELAと直方市、デジタル化推進のための協定締結

PicoCELAと直方市が包括連携協定を締結

2023年7月1日、PicoCELA株式会社が福岡県直方市と包括連携協定を締結し、地域のデジタル化を推進する取り組みに乗り出しました。この協定は「市民サービスの向上」と「地域産業のデジタル化」を目的としており、今後の地域発展に大きな期待を寄せています。

あらゆる分野での連携内容

協定の重点項目には、以下の4つの分野が含まれています。

1. 災害対策と地域の安心・安全の確保

この分野では、大規模災害時の市職員による通信手段の確保が重要視されています。特に、災害時に迅速かつ安定した情報伝達が可能な通信インフラの整備が求められ、地域住民の安全を守るための体制が整備されます。

2. DX実証フィールドの設立と人材育成

次に、DX（デジタルトランスフォーメーション）を促進するための実証フィールドの整備が計画されています。このフィールドでは、広域無線ネットワークの構築を通じて新たな産業創出が期待されるとともに、地域内で必要とされる技能や知識を持った人材の育成にも力を入れていく方針です。

3. 地域産業のデジタル化と観光振興

PicoCELAの技術を駆使したスマートファクトリーの導入や、地域の技能の継承と作業標準化の支援などを通じて、地域産業のデジタル化を推進します。また、地域の魅力を最大限に引き出す観光振興策も盛り込まれており、観光産業の活性化が図られる見通しです。

4. 市民サービス向上のための地域活性化

最後に、人流データを活用したエビデンスに基づく政策形成（EBPM）の推進があげられます。これにより、市民にとってより便利で質の高いサービスを提供できるよう取り組んでいきます。

協定締結の意義

この協定は、PicoCELAにとって地域社会との連携を強める絶好の機会であると同時に、直方市にとっても先進的なデジタル技術を導入する大きな一歩です。今後の進展が期待される中、市民一人ひとりに恩恵がもたらされることが目指されます。

締結式情報

締結式は、2023年7月1日（火）10時15分から直方市役所の庁議室にて行われる予定です。取材が可能となっており、実際にその場での情報収集も行える貴重な機会となっています。

PicoCELAについて

PicoCELA株式会社は、東京都中央区に本社を置く企業で、無線通信に関する特許技術を活用した製品の販売やソリューション提供を行っています。社会のデジタル化に貢献するため、様々な業界での技術活用を目指している企業です。公式ウェブサイトも公開しており、最新情報や取り組みを随時発信しています。

これからのPicoCELAと直方市の連携による地域の進化に注目が集まります。