大宮駅西口に誕生する新たな複合施設「桜木PPJ」プロジェクト始動

大宮駅西口に誕生する新複合施設「桜木PPJ」

埼玉県さいたま市の大宮駅西口では、桜木駐車場の用地を活用した大型複合施設「（仮称）桜木PPJ」プロジェクトが4月15日に着工されました。このプロジェクトは、大和ハウス工業株式会社、大和ハウスリアルティマネジメント株式会社、そしてJR東日本の3社による協力により実現されます。総延床面積は30,000㎡を超え、商業棟やオフィス棟、駐車場棟、フィットネス棟、MICE結婚式場棟といった多機能な施設が整備され、2027年春には完成する予定です。

プロジェクトの目指すもの

「桜木駐車場」用地は、ヒトやモノ、情報が集まり新たな価値を生む交流の場と位置付けられています。2023年1月には、公募型プロポーザルにより事業者が選定され、正式にさいたま市との基本協定が締結されました。これにより、サステナブルで利便性の高いエリアづくりが加速します。

大宮駅の利便性

「大宮駅」は、埼玉県内で最も1日の利用者数が多い駅であり、交通の要所として非常に利便性が高い点が魅力です。新幹線や私鉄を含む12路線が集まり、駅周辺には商業施設や住宅が密集しています。プロジェクトは「Omiya Well-being Station」という新たなビジネスや文化の拠点を目指しています。

ウェルビーイングを重視した施設構成

1. 暮らす・働く“Well-being LIFE”

プロジェクトには、健康志向のフィットネス棟や、便利に利用できる商業棟が含まれます。また、オフィス棟にはシェアオフィスが設けられ、地域社会の交流を促進するスペースも整備されます。これにより、働きやすい環境が提供され、多くのビジネスの創出が期待されます。

2. 触れる“Well-being CULTURE”

「鉄道のまち大宮」を象徴する施設として、「電車ひろば」では地域の緊密なつながりを生むイベントや展示を実施します。さらに、東日本エリアの食文化を繋ぐ取り組みとして、新幹線輸送を利用した特産品の販売促進が行われる見込みです。

3. つながる“Well-being COMMUNITY”

災害発生時には、駐車場を利用した避難所を開放し、地域防災に貢献します。また、結婚式から多目的イベントまで行える施設も整備され、ライフスタイルに寄り添った文化的な拠点として機能します。全体的に、地域コミュニティが強化されることを視野に入れています。

プロジェクトの今後のスケジュール

プロジェクトは順次進行中で、2025年4月の着工、2027年春の竣工が計画されています。地域に根差した新しいシンボルが完成することに期待が集まっています。

企業情報

大和ハウス工業株式会社は、1955年の創業以来、「建築の工業化」をもとに多様な事業を展開し続けています。また、大和ハウスリアルティマネジメント株式会社は、不動産やホテル事業において革新的な取り組みを行っており、JR東日本は、移動の目的地を創造し続けています。

この「桜木PPJ」プロジェクトが完成することで、大宮エリアに新たなビジネスチャンスや文化的な価値が生まれることを期待しています。