森永乳業「ビフィズス菌MCC1274」が国際賞を受賞！

森永乳業のビフィズス菌MCC1274が受賞

森永乳業が提供する「ビフィズス菌MCC1274」が、この度、“Vitafoods Innovation Awards”において「認知および感情の健康成分」部門で最優秀賞を受賞しました。この賞は、革新的な機能性食品の開発を称えるもので、今後の市場における重要な指標となります。

受賞の背景

2025年5月20日にスペインのバルセロナで行われた授賞式では、数多くの候補の中から「ビフィズス菌MCC1274」が選ばれました。受賞理由として、同成分の商業応用の可能性や、その科学的エビデンスに基づく効果が高く評価されたことが挙げられています。この受賞は、森永乳業が持つ強力な研究基盤と革新的な取り組みの結果であるといえます。

ビフィズス菌MCC1274とは？

「ビフィズス菌MCC1274」は、ヒトの腸内に自然に存在するビフィズス菌の一種です。特に、腸内細菌研究の進展により、脳と腸の相互作用に関連する“脳腸相関”の研究が盛んになっています。この関係性が示唆するのは、腸内環境が脳機能に影響を与える可能性があるということです。

この菌株は、一般的に記憶力や空間認識力の維持に役立つことが報告されています。特に中高年の方々において、加齢に伴う認知機能の低下を防ぐ作用が期待されています。記憶力とは、見たり聞いたりした情報を保持し、必要な時に思い出す能力を指します。

森永乳業の未来へのビジョン

森永乳業は、グローバル市場での成長を視野に入れて、2029年3月期までに海外売上高比率を15%以上にする目標を掲げています。この目標達成に向けて、菌体事業を中期経営計画の成長領域として位置づけ、さらなる拡大を目指していく方針です。また、質の高い研究や製品の提供を続けることで、世界の健康と栄養に貢献していくとしています。