サプライチェーンの強化
2025-10-15 17:21:12

サプライチェーンのサイバー防御強化に向けた新たな評価ソリューションが登場

サプライチェーンのサイバー防御を強化する新たなソリューション



英国を拠点に活動するサイバーセキュリティ企業APRIO TECHNOLOGIESは、サプライチェーンに潜むサイバーリスクを可視化し、評価する新ソリューション『Supply Chain Resilience Program』を2023年10月15日より提供開始しました。このプログラムは特に金融セクターや重要インフラに注目し、企業が自社のサプライチェーンに隠れたリスクを認識し、的確な対策を講じるためのサポートを提供します。

1. 新たなサイバーリスクへの対策



グローバル化が進む現代、サプライチェーンは企業の競争力を支える重要な要素でありながら、サイバー攻撃のターゲットにもされやすい環境にあります。特に、N次サプライヤーと呼ばれる間接的な取引関係にある企業からのリスクは増大しており、これが事業継続に深刻な影響を及ぼす可能性があることが懸念されています。APRIOはこうした状況を受けて、企業が自社サプライチェーン内の隠れた脅威を正確に評価し、適切な管理体制を構築する手助けとなる新ソリューションを開発しました。

2. Supply Chain Resilience Programの詳細



このプログラムは、以下の3つのフェーズに分かれて構成されています。

フェーズ1: スコープ定義と評価対象の選定


顧客との協働により、評価対象のサプライチェーンの範囲と目的を明確化し、プロジェクトの方向性を定めます。

フェーズ2: Cyber Insight Portalによるサプライチェーンリスクの評価


提供されたドメイン情報を基に、外部からアクセス可能なIT資産を自動的に特定・分析します。これにより、サプライヤーからの作業負担をゼロにしながらリスク評価ができます。

フェーズ3: 評価結果の報告と戦略ワークショップ


評価結果を含む詳細レポートを顧客に提供し、サプライチェーン全体のリスクを可視化します。さらに、今後の具体的なアクションについて議論するワークショップを実施し、実効性のある対策を提案します。

3. 特徴と利点



『Supply Chain Resilience Program』は、従来のリスク管理手法の課題を解決し、革新的なアプローチが採用されています。具体的な利点として、N次サプライヤーまでのサイバーリスクの可視化、外部情報のみで評価する非侵入型アプローチ、経営者にも理解しやすい情報の提供があげられます。特に、経営層への明確なビジネス視点の伝達が強調されています。

4. APRO TECHNOLOGIESのCEO,足立照嘉



足立照嘉氏が率いるAPRIOは、20年以上にわたり、サイバーセキュリティ企業の経営に携わり、ロンドン、ニューヨーク、東京で数々の実績を積んできました。氏は、サイバーリスク管理に関するさまざまな研究活動にも参加しており、企業の財務的安全性を担保するための重要なリーダーシップを発揮しています。

5. 企業に求められる迅速な対応



本プログラムを活用することで、金融機関や製造業を含む企業は、N次サプライヤーに起因するリスクをより早く、効果的に把握し、サイバーセキュリティの強化に向けた対策を講じることが可能です。ビジネス環境が急速に変化する中で、企業の持続的成長を支えるための新たな武器として、『Supply Chain Resilience Program』は非常に重要な役割を果たすことでしょう。

詳細についてはAPRIO TECHNOLOGIESサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
APRIO TECHNOLOGIES LIMITED
住所
71-75 Shelton Street, Covent Garden, London, WC2H 9JQ
電話番号

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