エニシアのAPI採用
2023-12-11 10:00:02
エニシアのカルテ構造化APIが島津製作所のシステムに採用
エニシアのカルテ構造化APIサービス、島津製作所の支援システムに採用
エニシア株式会社の開発した『カルテ構造化APIサービス』が、日本初の感染症マネジメント支援システムに採用されました。このサービスは、医療分野におけるテキスト情報の整理と活用を目指し、より効率的な医療環境の実現に寄与します。
カルテ構造化APIサービスとは?
カルテ構造化APIサービスは、医療に関連するテキストを、ニーズや目的に応じて整理することを目的としています。この技術には、エニシアが独自に開発した医療言語処理技術『SATOMI®』が活用されており、患者のカルテや診療情報などが迅速かつ正確に自動整理されることで、医療従事者の負担を大幅に軽減します。
これまで、医療現場では情報の整理に多くの時間がかかっていましたが、このサービス導入によって、医師は本来の治療に集中できる時間が増えることが期待されています。
島津製作所との連携
島津製作所は、名古屋大学医学部附属病院との共同研究により、感染症の診断や治療に関する情報を主治医と専門医がスムーズに共有できる環境を提供するシステムを開発しました。その中で、エニシアのカルテ構造化APIサービスが採用されるに至ったのは、リアルタイム性と実用的な精度を兼ね備えている点が高く評価されたためです。
エニシアの代表取締役、小東茂夫氏は、「この度、島津製作所様にカルテ構造化APIサービスを採用いただき、大変嬉しく思っています。私たちは医療情報の有効活用を促進し、医師が本来の業務に専念できる環境の構築を目指しています」とコメントしています。
エニシア株式会社の背景
エニシアは、2017年に設立された京大発のベンチャー企業であり、医療向けAIソフトウェアの開発を主な事業としています。
彼らは、医療情報の利活用に向けたさまざまなサービスを提供しており、「みんなの地域連携室®」や「カルテ構造化APIサービス」はその一環です。また、彼らは日本の医療を進化させることを目指し、「医療から生まれるデータが医療の未来をひらく」というビジョンのもと、言語処理技術の開発に力を注いでいます。
今後の展望
エニシアは、今後もこの技術を基盤に、医師がより効率的に働ける環境を提供するサービスを継続的に開発していく予定です。地域医療の向上に貢献することを目指し、さらなる発展を期待したいところです。
詳しくは公式WEBサイトを訪れて、今後の展開を見守りましょう。
会社情報
- 会社名
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エニシア株式会社
- 住所
- 京都府京都市左京区吉田下阿達町46-29京都大学医薬系総合研究棟
- 電話番号
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