AI・機械学習の専門家、野窪亮氏が取締役に就任
株式会社祭は、自社のSNSアプリ「いつでもおかえり」をさらに成長させるべく、AIと機械学習の専門家である野窪亮氏を取締役兼共同代表に迎えることを発表しました。新たな経営陣の構成には、既存の代表取締役、清水舞子氏との2名体制が整えられ、2023年8月中の正式な就任を目指しています。
背景と現状
現在、株式会社祭は自然流入によって35,000ダウンロードを達成し、月間アクティブユーザーは10,000人を超えています。これは業界平均の約8倍にあたるもので、1ヶ月後の継続率は約60%という高い数字を記録しています。これを踏まえ、AIを活用したメンタルヘルス技術の強化が急務とされており、経営体制の刷新が決定されました。
野窪氏について
野窪亮氏は一橋大学大学院経済研究科を修了後、NTTデータ数理システムにおいてAIと機械学習エンジニアとしてのキャリアを積みました。統計解析や感情分析システム開発といった分野での経験を活かし、株式会社祭においてもAI技術の戦略立案から実装、チームマネジメントを手掛けました。今回の昇格は、当社のビジョン「技術で人の心に寄り添う」に深く共感したためです。
技術アドバイザーの新しい役割
また、技術開発のさらなる向上を目指し、加藤公一氏を新たに投資家として迎え入れています。東京大学の博士課程を修了した彼は、20年以上のキャリアを持つ機械学習やデータサイエンス分野の専門家で、豊富な技術的知見から当社のAI技術開発戦略に対して助言を行っています。加藤氏の視点が加わることで、より深い洞察を持った技術開発が進むことが期待されています。
進化するAIメンタルヘルス技術
現在、進行中のAIメンタルヘルス技術は、心理的安全性の高い環境において集められるデータを活用し、「声なきSOS」を早期に発見し、必要な専門サポートにつなげることを目指しています。特に以下の点に重点を置いて開発が進められます:
- - 感情分析精度の向上:日本独特の感情表現に対応したAIモデルを開発。
- - リアルタイム処理:投稿内容のリアルタイムAI分析により即時のサポート提案を実施。
- - プライバシー保護技術:高精度のAI分析技術を保持しつつ、匿名性を維持。
- - 予測アルゴリズムの開発:メンタル不調の予兆を事前に察知するシステムの構築。
これらのAI技術開発には、現在進行中の資金調達を活用し、大学との共同研究プロジェクトも行われる予定です。
代表者のコメント
清水舞子氏は「私たちのビジョンを、より多くの人に届けるためにはAI技術が不可欠です。野窪さんの専門性と社会問題解決への情熱を信じ、共に『ひとりぼっちを無くす社会』の実現を目指します」と語っています。
野窪氏は「メンタルヘルス分野での技術的挑戦と社会的意義は非常に重要です。私の技術が、このコミュニティで必要とされている人々に良い支援を提供する手助けになると信じています」と述べています。
株式投資型クラウドファンディング
現在、イークラウドにて株式投資型クラウドファンディング(ECF)が実施されており、募集期間は2025年7月17日から8月4日まで。調達目標は508万円で、AI技術開発などの資金使途が含まれています。投資家と共に持続可能な社会のインフラを構築することを目指しています。
会社概要
株式会社祭の公式サイトは
こちらです。また、「いつでもおかえり」アプリについての詳細は
こちらからもご覧いただけます。代表取締役は清水舞子氏で、医療・ヘルスケア関連のアプリ開発とサービス事業を行っています。
※本記事は特定の金融商品の取得の勧誘を目的としたものではありません。