チャリチャリ地域インフラ投資ファンド、わずか10日で満額達成
2023年7月25日、ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営する事業投資型クラウドファンディング「セキュリテ」が新たなファンドの募集を開始しました。その名も「チャリチャリ地域インフラ投資ファンド」です。驚くべきことに、このファンドは開始からわずか10日間で目標募集総額の40百万円に達し、早期に募集を締め切ることとなりました。
地域の課題に応えるファンドの仕組み
本ファンドは、ミュージックセキュリティーズ株式会社とチャリチャリ株式会社、三菱UFJ信託銀行株式会社、インパクトサークル株式会社の4社が共同で設立しました。特に注目すべきは、電動アシスト自転車を基盤とした動産信託のスキームを導入している点です。これは日本初の試みとされ、サービスの利用者による「社会課題解決型の金融循環ビジネスモデル」として位置付けられています。
現在、日本各地で少子高齢化や人口減少が進行し、それに伴って公共交通機関の維持や移動手段確保が大きな課題となっています。特に地方部では交通インフラの縮小が進み、高齢者や子育て世帯が移動に困難を感じるケースが増えています。そのため、「地域における移動手段の確保」は持続可能なまちづくりにおいて非常に重要な要素となっています。
サポーターが集まった理由
本ファンドには、99名の個人投資家からの出資申し込みがあり、多くの方々がこのプロジェクトに共感を持って参加したことが際立ちます。プロジェクトの背景や目的を理解し、多くの人がこの地域社会のために役立てようと意欲を示したのです。
ミュージックセキュリティーズは、今後も「共感に基づく金融」の理念を大切にしながら、チャリチャリを通じて夢に挑戦できる社会を作り続けていきます。ファンドに参加した方々との繋がりを大切にし、次のステップへ進むための資金循環を促進し、地域文化や未来を支える姿勢を明確にしています。
ファンドの詳細と今後の展望
チャリチャリ地域インフラ投資ファンドは現在、申し込み金額に基づく満額達成に成功しましたが、今後キャンセルが生じた場合は、再度募集を行う可能性もあります。こうした募金活動は、地域のニーズに応じたサービスやプロジェクトが今後も続くことを期待させます。
ミュージックセキュリティーズ株式会社は、金融商品取引業において関東財務局長の許可を得た業者であり、一般社団法人第二種金融商品取引業協会に加入しています。上記の背景を持つ企業が手掛けたこのファンドは、今後の地域の移動手段を支える重要な施策として位置付けられることでしょう。
この新たな取り組みが、地域社会の人々にどれだけ貢献できるか、今後の進展から目が離せません。